結論から言うと、オール電化の電気代が3万円はあまりに高いと言わざる得ません。
なぜなら、オール電化の電気代の平均は世帯あたりの人数で変わりますが、1万円〜1.6万円前後となっているからです。
ただ、電気代が高いけど原因がさっぱりわからないという方は多いと思います。
下記はオール電化で電気代が高い原因とその対処法となります。
電気代が高くなる原因 | 電気代を安くするための対策 |
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この記事では、オール電化で電気代を安くする方法などについて電気代を月2,000〜5,000前後に抑えている編集長の小室が解説します。
この記事を読むことで、オール電化でも電気代を1万円台の平均値に抑えられるようになる可能性があるので、ぜひ参考にしてください。
オール電化で電気代が3万円は高い
結論から言うと、住んでいる人数に関係なくオール電化で電気代3万円は高いと言わざる得ません。
理由として、二人以上の世帯の平均的なオール電化での電気代が1万円〜2万円以内に収まっているからです。
したがって、その2〜3倍近い電気料金を支払っているのは、払い過ぎと言わざる得ません。
今すぐに節約するための対策が必要です。
人数別のオール電化住宅における電気代
人数別のオール電化住宅における電気代の一覧は以下の通りです。
家族構成 | 電気代 |
---|---|
一人世帯 | 10,777円 |
二人世帯 | 13,406円 |
三人世帯 | 14,835円 |
四人世帯以上 | 16,533円 |
1万円〜1.6万円前後で推移していることがわかります。
つまり、オール電化だったとしても月に3万円も電気代がかかっているのは異常と言わざる得ません。
オール電化住宅で電気代が高い人の口コミ
オール電化住宅で電気代が高い人の口コミとして、以下のようなものがあります。
オール電化とはいえ、一人暮らしで電気代1.5万は痛すぎる。
お風呂溜めたり、暖房が原因なのかな
誰か教えてーー!
引用:X(旧:Twitter)
電気代が3万超えた・・・
オール電化、蓄暖なんだけど、太陽光もあるのですが
ただ電気代がどこのおうちも高いのなら納得できるけど、高すぎてビックリ
引用:X(旧:Twitter)
電気代また3万超……
ほんと無理引っ越したい
オール電化ほんとに無理
引用:X(旧:Twitter)
オール電化は全て電気で賄っていますから、それはお金がかかるのは当然と言えますね。
オール電化で電気代が3万円かかる原因
オール電化で電気代が3万円もかかる原因は以下の6つです。
オール電化で電気代が3万円もかかるのは、住宅の断熱性が低かったり昼間に電気を多く利用するライフスタイルになっているなど様々な要因があります。
電気代が高いという自覚がある方は、ぜひ心当たりがないか確認してください。
住宅の断熱性が低め
オール電化の電気代が3万円かかる原因1つ目は「住宅の断熱性が低め」です。
築年数が数十年経過している、住宅価格の安い家ほど、断熱性が低いため夏は暑く、冬は寒いです。
年間を通じてエネルギーを消費するのは冬と夏であり、特に冬場の消費電力は多くなる傾向にあります。
実際に、編集長である小室の電気代のグラフを見ると、12〜2月のグラフだけ電気代が跳ね上がっています。
普段電気代を意識されない方は、電気代のグラフを見ると冬場と夏場だけ突出して料金が高いことがわかるので、明細を確認するなどしてください。
昼間に電気を多く使っている
オール電化の電気代が3万円かかる原因2つ目は「昼間に電気を多く使っている」です。
昼間に電気を多く使うと電気代が高くなる理由として、昼間が割高な料金設定となっているからです。
例として、東京電力のオール電化のプランを下記の表で記しましたので、ぜひ参考にしてください。
プラン名 | 基本料金 (10Aにつき) | 電力料金(1kWhあたり) |
---|---|---|
スマートライフS | 311.75 円 | 午前6時〜翌午前1時 35.76円 午前1時〜午前6時 27.86円 |
スマートライフL | 311.75 円 | 午前6時〜翌午前1時 35.76円 午前1時〜午前6時 27.86円 |
表でもわかる通り、夜間の方が電力量料金が安いことがわかります。
オール電化のプランは以下のようなライフスタイルの方におすすめです。
- 昼間は仕事で自宅にいない人
- 夜に給湯器などを利用する人
- ライフスタイルが夜型の人
もし、オール電化で昼間に電気を多く使うのであれば、家電の使い方を見直すなどの工夫が必要です。
昼間に給湯器を使っている
オール電化の電気代が3万円かかる原因3つ目は「昼間に給湯器を利用している」です。
先ほど述べたとおりで、オール電化は夜間に電気を使う人に安めのプランが設定されています。
そのため、暖房と並んで自宅で最もエネルギーを消費する給湯器を昼間に使うと、電気代が跳ね上がる原因となってしまいます。
具体的には、給湯器が水のタンクの湯切れをさせないために、昼間にお湯を自動で沸かしているのです。
自動で沸かすと気付きづらいので、いつの間にか電気代が高くなっています。
昼間のお湯の沸かしは手動で設定が可能なので、リモコンでOFFにしてください。
エアコンなどの家電が10年以上前のものを使い続けている
オール電化の電気代が3万円かかる原因4つ目は「エアコンなどの家電が10年以上前に製造されたものを使い続けている」です。
一般的に、家電は古いものほど電気の使用効率が低いです。
実際に、資源エネルギー庁が発表している新しい2009年製造と2019年製造のエアコンでは、以下の通り電気代が異なります。
画像引用:機器の買換で省エネ節約
明らかに新しい家電の方が電気代が安くなっています。
そのため、古い家電に関しては買い替えなどの検討をしてください。
ライフスタイルとプランが合っていない
オール電化の電気代が3万円かかる原因5つ目は「ライフスタイルとプランが合っていない」です。
電力会社はオール電化住宅に特化したプランを用意しており、それに切り替えられていないと料金が高くなります。
オール電化はそうでない住宅に比べて電気料金が高くなるのが当然です。
そのため、一般的な電気使用量によって電気代が高くなるようなプランに入っていると、必然的に高額な請求が届くようになります。
そのため、オール電化住宅向けのプランになっているかどうか明細を見てチェックしてください。
電気メーターが故障している
オール電化の電気代が3万円かかる原因6つ目は「電気メーターが故障している」です。
ほぼないですが、稀に電気メーターが壊れていることがあり得ます。
そのため、電気メーターが異常に高速で回転しているなどの異常があった場合は電力会社に問い合わせて点検にきてもらうようにしてください。
オール電化で電気代を節約する方法
オール電化で電気代を節約する方法は、以下の5つです。
間仕切りカーテンを階段の前に置いたり、家電の買い替えの検討、使い方を考えるなどが電気代を節約する対処法となります。
次の内容で詳しく解説します。
間仕切りカーテンを階段の前に設置する
オール電化で電気代を節約する方法1つ目は「間仕切りカーテンを階段の前に設置する」です。
カーテンを設置すべき理由として、暖気は上に逃げていくという習性があるからです。
住宅の中で空気の抜け道となりやすい階段をカーテンで仕切ることにより、暖かい空気が逃げづらくなります。
2階建ての一軒家に住んでいて電気代が高くて困っている方は、間仕切りカーテンの購入をおすすめします。
古い家電の買い替えを検討する
オール電化で電気代を節約する方法2つ目は「古い家電の買い替えを検討する」です。
古い家電は内部の部品の劣化や技術が今の製品に比べて劣っているため、電気代が高くなってしまいます。
そのため、10年以上利用しているような家電がある場合は、買い替えを検討してください。
特に電気使用量が多いエアコンや冷蔵庫などはその後の投資という意味でも買い替えをおすすめします。
ライフスタイルに合った電気プランに変更する
オール電化で電気代を節約する方法3つ目は「ライフスタイルに合った電気プランに変更する」です。
オール電化プランにもかかわらず、通常の契約をしているとそれだけで電気料金が跳ね上がってしまいます。
そのため、自分がどの時間帯はよく家にいるかなどを逆算してからプランを選択するのがおすすめです。
エアコンなどの使用頻度を下げる
オール電化で電気代を節約する方法4つ目は「エアコンなどの使用頻度を下げる」です。
エアコンの使用頻度を下げるべき理由は、エアコンが家庭の中でも電気を利用する確率が高いからです。
実際に、下記のグラフではエアコンや照明が住宅の電気使用量の半分近くを占めていることがわかります。
引用:令和3年度家庭部門のCO2排出実態統計調査 結果の概要(確報値)
そのため、エアコンの使用頻度を下げるなど使い方を改める必要があります。
エアコンの使い方で最も手っ取り早く改善できるのが「自動運転モードに切り替える」ことです。
気温に応じて自動で運転を切り替えるモードのこと。
室温に応じて自動で運転の切り替えができるので、余計な電力を使わずにエアコンを利用できます。
余計な電力がないので、その分電気料金を節約できるのです。
自動運転の設定方法は以下の手順で行います。
-
STEP1電源を入れる
電源を入れてください。 -
STEP2「風量」ボタンを押して画面に「自動」が表示されるまで押す
エアコンにある「風量」ボタンを押してください。
リモコンの画面に「自動」が出るまで「風量」ボタンを何回も押してください。 -
STEP3「自動」が表示されれば完了
リモコンの画面に「自動」が表示されれば設定は完了です。
照明は昼間利用しない
オール電化で電気代を節約する方法5つ目は「照明は昼間利用しない」です。
照明はエアコンの次の電気使用量が多い家電製品なので、なるべく利用しない時間を増やすことが大切です。
他にも照明の電気使用量を減らすための対策として、以下があります。
- 部屋をそもそも南窓にする
- 照明は白熱電球ではなくLEDライトを利用する
自宅で過ごす部屋をそもそも南窓にしてしまえば、晴れた日は太陽光を存分に浴びられます。
また、LED電球は高寿命・低消費の商品なので、現状白熱電球を利用されているのであれば、すぐに変更したほうが良いです。
オール電化で電気代が3万円かかるに関する質問
最後にオール電化で電気代が3万円かかることに関する質問を紹介します。
電気代が3万かかっているのはおかしいとか、昨今の増税値上げラッシュで電気代が支給されるなどについて質問がよく上がります。
電気代の平均を知りたい方や、生活苦で行政に助けてもらう方法がないか探っている人はぜひ参考にしてください。
Q.電気代が3万かかっているのはおかしい?
電気代が3万円もかかっているのはおかしいし、異常事態と言わざる得ません。
電気代が3万かかっている原因とその対処法は以下の通りです。
電気代が高くなる原因・理由 | 電気代を節約する方法 |
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もし電気代が3万円もかかっているのであれば、挙げた対処法を実践して電気代を節約することをおすすめします。
Q.オール電化の一人暮らしで電気代3万円は高い?
オール電化の一人暮らしで電気代が3万円はかなり高めです。
関西電力の調査によると一人暮らしのオール電化の電気料金は、10,777円となっています。
つまり、電気代が3万円ということはその3倍近い数字となっているのです。
これは高過ぎると言わざる得ません。
そのため、下記の電気の節約方法を実践してください。
そうすれば、オール電化でも電気代を節約することができますよ。
Q.電気代が3万円分支給されるって聞いたんだけど本当?
水道光熱費が3万円分支給される「電力・ガス・食料品等価格高騰支援給付金」ですが、こちらは2023(令和5)年10月31日をもって終了となりました。
そのため、今から申請をしても受理されませんので、注意してください。
オール電化で電気代が3万円のまとめ
結論から言うと、オール電化で3万円の電気代は高すぎです。
理由として、オール電化でも電気代の平均は2万円を超えることはないからです。
早急に原因と対応策を考えなければ、いつまでも電気代が下がることはありません。
電気代が高くなる原因 | 電気代を安くするための対策 |
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オール電化住宅で電気代があまりに高い方は、上記の方法を試してください。
特にオール電化はプランが昼間に使うと高くなるという方式を採用しているケースが多いので、いかに昼間の電気代を節約するかというのが鍵となります。
そのため、電気代のかかる昼間はなるべく照明を利用せず、エアコンは夏であれば扇風機や冷風機、冬であればこたつやストーブで代用することをおすすめします。
記事を読んで、オール電化で電気代が高くてどうしようもない人はぜひ節約方法を実践してくださいね!
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