この記事では、上記のような疑問に回答していきます。
結論から言うと、一人暮らしで8,000円は高いです。
平均でも5,000〜7,000円となっているので、節約の余地があります。
電気代が高くなる理由と節約方法はそれぞれ以下の通りです。
電気代が高くなる理由 | 電気代を節約する方法 |
---|---|
この記事では、一人暮らしで電気代が3,000〜4,000円台の当サイト編集長の小室が、電気代が高くなる原因や節約する方法などを徹底解説します。
記事を読むと、8,000円の電気代が私と同額レベルまで抑えられるようになりますので、ぜひ参考にしてくださいね。
一人暮らしで電気代8000円は高いか?
一人暮らしで電気代の8,000円は高いと言えます。
理由として、一人暮らしは昼間はほぼ電力を利用しないからです。
例として、現在一人暮らしをしている私の電気代は、季節により変動はあるものの、2,000〜4,500円の間に収まっています。
私も高い時では4,000円を超えることもありますが、それでも8,000円はいったことがありません。
また、総務省が公表している平均の電気料金も基本的には下回っています。
期間 | 電気料金 |
---|---|
2023年1月〜3月 | 9,340円 |
2023年4〜6月 | 5,486円 |
2023年7月〜9月 | 5,842円 |
私と全国平均を見ても、8,000円を常に超えているというのは明らかに高いと言えます。
冬の季節で一人暮らしで電気代が8000円は高いか
冬の季節かつ一人暮らしで電気代が8,000円を超えるのは電気を使いすぎの可能性があります。
2023年の電気代が9,000円以上と高いのは、ウクライナ戦争などの関係により原油価格が高騰していたからです。
通常だと、1〜3月の真冬の時期でも6,000〜7,500円前後で推移しています。
もし8,000円を超えているとしたら、電力を無駄にしている可能性が高いため、節約の余地があります。
オール電化の一人暮らしで電気代が8000円は高いか
オール電化の一人暮らしの電気代が8,000円なのは安めと言えます。
理由として、水道や風呂、暖房など全て電気で賄う場合、余計に電気代がかかるからです。
実際、関西電力が調査したオール電化の一人暮らしの電気代は10,777円と1万円を突破していました。
そのため、オール電化で8,000円はまだ安く済んでいる証拠です。
一人暮らしの電気代が高くなる原因
一人暮らしの電気代が高くなる理由は以下の6つが考えられます。
原因を突き止めないと、電気代がいつまでも高いままですので、ぜひチェックしてくださいね。
家電を利用し過ぎている
一人暮らしの電気代が高くなる理由1つ目は「家電を利用し過ぎている」です。
例として、エアコンを常に利用しているケースなどが最たるものであり、使いすぎると電気料金が跳ね上がる原因となります。
家電を使いすぎると、電気代を余計にかけてしまうためこまめに消すなどの対策が必要です。
テレビなどの待機電力を消費している
一人暮らしの電気代が高くなる理由2つ目は「テレビなどの待機電力を消費している」です。
家電製品やガス機器が利用していない時に使われる電力のこと。
待機電力が発生する理由は、時計やメモリといった内蔵機器を常に作動させる必要があるため。
待機電力は微小ながら、常に入っているとちりつもの原理で膨大な量となります。
資源エネルギー庁の資料によると、国内の待機消費電力としては年間で228Kwhとであり、1年間の4,432kWhのうちの5%に相当するものです。
その量は決して、バカにできないものとなるので、なるべく待機電力はなくすべきなのです。
必要以上のアンペア数で契約している
一人暮らしの電気代が高くなる理由3つ目は「必要以上のアンペア数で契約している」です。
電力料金は、アンペアの大きさが基本となっており、大きくなればなるほど月額料金も増えていきます。
例として、東京電力のアンペア数は以下の通りとなっています。
アンペア数は明細もしくはブレーカーの色で分かりますので、ぜひ参考にしてください。
アンペアブレーカーの色 | アンペア数 |
---|---|
赤色 | 10A |
桃色 | 15A |
黄色 | 20A |
緑色 | 30A |
灰色 | 40A |
茶色 | 50A |
紫色 | 60A |
例として、一人暮らしであれば30Aあれば十分です。
もし、40A以上の契約をしているのであれば、アンペア数の見直しをすることをおすすめします。
燃料費調整額の上昇
一人暮らしの電気代が高くなる理由4つ目は「燃料費調整額の上昇」です。
電力会社が電気を発電するために利用する燃料の価格変動に対応するための料金。
燃料費の価格に比例するように、高くなったり安くなったりする。
燃料費調整額が昨今高くなっているのは、2022年2月より開始されたウクライナ戦争の長期化が原因です。
戦争が起きると燃料費は急騰するのが慣例となっているので、燃料費調整額も上昇します。
そのため、電気代も比例して高くなっているのです。
電力メーターの故障
一人暮らしの電気代が高くなる理由5つ目は「電力メーターの故障や漏電」です。
電力メーターが故障をすると、通常よりも多く電力消費が多いとなるケースがあるため、電気代が高くなります。
そのため、電気代がなぜか急に高くなったなどの事態が起きた場合は、電力メーターが故障していないかどうかについて確認してください。
家電が古い
一人暮らしの電気代が高くなる理由6つ目は「家電が古い」です。
家電は技術革新により、電力量を抑えつつ効率よくその能力を発揮できるように、常に改良されています。
例として、資源エネルギー庁の報告によると、10年前の家電を最新の家電に変更するだけで、以下のような節電効果を得られます。
家電名 | 節電効果 |
---|---|
冷蔵庫 | 約50%の消費電力を削減 |
エアコン | 約20%の消費電力を削減 |
もし、利用している家電が古い場合は買い替えなども検討してくださいね。
一人暮らしの電気代が高いと思った時の節約方法
一人暮らしの電気代が高いと思った際の節約方法は以下の6つです。
確認しないと、電気代がなかなか節約できなくなりますので、読んで実践してくださいね!
アンペア数の見直し
一人暮らしの電気代が高い際の節約方法1つ目は「契約しているアンペア数の見直し」を行うことです。
理由として、アンペア数を下げるほど電気料金は自動的に節約となるためです。
例として、東京電力のアンペア別の基本料金について下記の表でまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
アンペア数 | 基本料金 |
---|---|
10A | 295円24銭 |
15A | 442円86銭 |
20A | 590円48銭 |
30A | 885円72銭 |
40A | 1,180円96銭 |
50A | 1,476円20銭 |
60A | 1,771円44銭 |
例として、40Aで契約している場合、30Aに下げるだけで300円近い節約が実現します。
これが20Aにすると、半分近く基本料金を下げられるので、節約する上でアンペアの見直しは欠かせません。
自分が使っているアンペア数は、下記の通りブレーカーで確認できます。
もし、アンペア数を過大に契約している場合は、下げることを検討してください。
節電する
一人暮らしの電気代が高い際の節約方法2つ目は「節電を行う」です。
節電を行えば、単純に電気使用量が減るので電気代を下げられるからです。
節電の例として、以下のような方法があります。
家電名 | 節電方法 |
---|---|
エアコン | ・夏は28度、冬は20度で温度設定を行う ・フィルターの汚れを定期的に掃除する ・夏は扇風機や冷風機、冬はこたつやストーブを代用する |
冷蔵庫 | ・壁から少しだけ離す ・冷蔵庫内に食品を詰め込みすぎない ・料理を冷やす際は、ぬるいレベルまで冷ましてから冷蔵庫に入れる |
テレビ | ・テレビのコンセントを入れない |
照明 | ・白熱電球や蛍光灯からLEDに変更する ・昼間は太陽光を利用する |
洗濯機 | ・すすぎの回数を減らす ・ショートモードで短時間で洗濯する |
節電をするだけで、年間の電気料金を数千〜数万円安くできるので、ぜひ実践をしてくださいね。
家電の買い替えを検討する
一人暮らしの電気代が高い際の節約方法3つ目は「家電の買い替えを検討する」です。
理由として、最新の家電の方が古い家電よりも節電効果が見込めるからです。
例として、2020年製の冷蔵庫は2010年製のそれよりも、37〜43%の節電効果が見込めます。
また、照明は白熱電球や蛍光灯をLEDに変更すると、年間で数千円の電気代の節約が可能です。
そのため、家電が古い場合は買い替えをぜひ検討してくださいね。
電力会社を変更する
一人暮らしの電気代が高い際の節約方法4つ目は「電力会社を変更する」です。
電力会社の変更が電気代の節約に繋がる理由は、大手電力会社が軒並み値上げをしているからです。
例として、全国の大手電力会社で2024年1月に以下の通り値上げに踏み切っています。
電力会社名 | 料金 | 値上げ幅(2023年12月と比較) |
---|---|---|
北海道電力 | 8,272円 | 23円増加 |
東京電力 | 7,464円 | 5円増加 |
中部電力 | 7,109円 | 24円増加 |
九州電力 | 6,131円 | 2円増加 |
沖縄電力 | 7,944円 | 10円増加 |
おそらくですが、今後のウクライナ情勢などを考えると、大手電気会社の電力料金は値上がりし続けるのは間違いありません。
そのため、「新電力」と呼ばれる新興の電力会社を変更して、少しでも安いところにすることをおすすめします。
一人暮らしの電気代が8000円でよく出てくる質問
最後に、一人暮らしの電気代が8,000円でよく出てくる質問について解説します。
あまりに電気代が高いときの節約方法などについて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
Q.一人暮らしの電気代が15000円って高いですか?
一人暮らしの電気代が15,000円は、相当に高いと言えます。
理由として、一人暮らしの電気代の平均が5,000〜8,000円なので、倍以上の値段となっているからです。
もし、15,000円以上の電気代がかかり続けているのであれば、エアコンをこまめに切ったりするなど電気代の節約に努めてくださいね。
Q.一人暮らしの電気代が2000円は安いほう?
一人暮らしの電気代が2,000円はかなり安いと言えます。
平均の半分以下となっているので、節電がうまくいっているということになります。
Q.一人暮らしの電気代が10000円超えるので節約方法を知りたい
一人暮らしの電気代が10,000円以上なのは、流石に高いので以下の節約方法を実践してください。
- 古い家電を買い替える
- 電気会社を変更する
- コンセントを抜くなどの節電を行う
- アンペア数が過大すぎないか見直してみる
最初にやるべきは節電、次にアンペア数の見直しが適切な順番と言えます。
それでも料金が下がらない場合は、電気会社の変更や家電の買い替えを検討してください。
一人暮らし 電気代 8000円 まとめ|適度に節約して電気代を抑えよう!
一人暮らしで電気代が8,000円は高いと言えます。
電気代が高くなる原因と節約する方法は、以下の通りです。
電気代が高くなる理由 | 電気代を節約する方法 |
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上記の節約方法で優先すべきなのは、まず節電で次にアンペア数の見直し、これだけで今の電気料金から3割は安くできます。
それでもなお高い場合は、家電の買い替えや電力会社の変更を検討してください。
この4つの節約方法を用いれば、現在の値段から半分近くは電力料金を節約できるはずです。
つまり、8,000円の電気料金が4,000円近くまで減額できる可能性があります。
ぜひ、この記事を参考にして、電気代の節約に努めてくださいね!
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