一人暮らしで電気代が月4000円というのはそれほど高くなく、むしろ安いぐらいの部類です。
なぜなら、日本の単身世帯の電気代の平均は6,806円となっており、3,000円近く安いためです。
ただ、昨今は電気代がさらに高くなる可能性が出てきているので、より安くするための方法を模索する必要があります。
電気代を安くするための方法は、以下の7つです。
この記事では、一人暮らしの電気代を安くする方法や平均の料金について紹介していますので、ぜひ自分の電気代が安いかどうか参考にしてください。
一人暮らしの電気代が4000円はそれほど高くない
一人暮らしの電気代が4,000円は、それほど高いとは言えません。
なぜなら、日本人の単身世帯の電気代、2023年1月〜2023年12月の平均で一人当たり6,808円となっているためで、むしろ安めと言えるレベルです。
実際、私も下記の通り4,000円〜5,000円台を推移することが多く、電気代は高いと感じたことはそれほどありません。
電気代を4,000円前後に抑えられている方は、節約が適切にできていると言えます。
一人暮らしの電気代を2000〜3000円台にするのは可能か?
一人暮らしの電気代を2,000〜3,000円台にすることは可能です。
実際、私は2023年5月に電気代が2,210円になったことがありました。
ここからは、編集長である小室が電気代を安くするために行った方法を話します。
電気代を節約するためには、まずエアコンの使い方を見直す必要があります。
なぜなら、エアコンは家でも一番の電気代を食う家電製品といっても過言ではないからです。
4〜5月ぐらいであれば、気温もそこまで高くなく低くもないので、エアコンを利用しないで問題ない場合が多いです。
もし、使ったとしても自動運転機能を使ってエアコン自身に温度を調整してもらうようにしてください。
また、私は自宅にテレビがないのですが、それも電気代が安くなっている理由の一つです。
テレビは待機電力などが多い家電の一つであり、意外と電気料金を上げる原因となっています。
最近はあまり面白いテレビ番組もありませんから、ここで捨ててしまうというものありです。
もしそれができないのであれば、出かける時はコンセントを抜くなどしてください。
一人暮らしの電気代を安くする方法
一人暮らしの電気代を安くする方法は、以下の7つが挙げられます。
電気代を安くするのであれば、エアコンの自動運転機能を利用したり電気量を定期的にチェックするといった対策が必要です。
次の内容で詳しく紹介しますので、電気代があまりに高いという一人暮らしの方はぜひ参考にしてください。
エアコンを自動運転モードにする
一人暮らしの電気代を安くする方法1つ目は「エアコンを自動運転モードにする」です。
エアコン自身で温度調節をして風量を変更してくれる運転モードのこと。
自動運転に設定すると効率的に運転をしてくれるので、結果として電力消費が抑えられるのです。
自動運転への切り替え方は、以下の通りです。
-
STEP1電源を入れる
電源を入れてください。 -
STEP2「風量」ボタンを押して画面に「自動」が表示されるまで押す
エアコンにある「風量」ボタンを押してください。
リモコンの画面に「自動」が出るまで「風量」ボタンを何回も押してください。 -
STEP3「自動」が表示されれば完了
リモコンの画面に「自動」が表示されれば設定は完了です。
電気量を定期的に確認する
一人暮らしの電気代を安くする方法2つ目は「電気量を定期的に確認する」です。
電気代は以下の3つの要素で構成されています。
電気代=基本料金+電気使用量に応じた料金+再エネ賦課金
この中の「電気使用量に応じた料金」と「再エネ賦課金」に関しては、電気量が増えれば増えるほど料金が増えていきます。
したがって、定期的に電気使用量をチェックしてください。
電気使用量は、今は各電気会社のWEBサイトで確認できるようになっています。
下記ですが、私の毎日の電気使用量を示したグラフです。
日々の電気使用量が一目でわかるようになりますので、どのくらい使っているかどうかチェックしてくださいね。
テレビのコンセントを抜く
一人暮らしの電気代を安くする方法3つ目は「テレビのコンセントを抜く」です。
テレビは、住宅で利用される家電の中でも待機電力が多い部類に分類されます。
家電製品が次の起動に備えて、わずかに消費している電力のこと。
待機電力は微小な電力となりますが、積もりに積もって電気代に響いてきます。
実際に、資源エネルギー庁の資料によると、国内の家庭の平均待機電力は年間で228Kwhであり、1年間の電気使用量である4,432kWhのうちの5%に相当します。
待機電力が発生しやすいテレビは、コンセントを抜いておくのがおすすめです。
もし、テレビをなかなか見ないと言う方であれば、捨てておくのも一つの手ですね。
昼間は照明を利用しない
一人暮らしの電気代を安くする方法4つ目は「昼間は照明を利用しない」です。
照明はエアコンと並んで電気を消費する家電製品なので、使用量が多いと電気代が急激に跳ね上がる原因となります。
対策としては、昼間は太陽光のみで過ごすことです。
また、白熱電球ではなくLED電球に取り替えるといった対策もしておくと、ダブルで節電効果が見込めます。
高寿命・省エネのライトのこと。
LED電球は、白熱電球に比べて⚪️%の省エネが期待されると資源エネルギー庁の資料にも記載されています。
電気代を節約するためにも、昼間は照明を使わない・LEDライトを利用するといった対策をしてください。
古い家電を買い替えて最新式にする
一人暮らしの電気代を安くする方法5つ目は「古い家電を買い替えて最新式にする」です。
家電の技術も日進月歩で進化しているため、省エネ技術に関しても技術が向上しています。
家電が古い場合、内部の劣化や性能が低いことにより電気料金が余計にかかってしまう可能性が高いです。
実際に、下記のグラフは2009年と2019年に作られた家電製品だとどのくらい電気料金に差があるのかを示したものです。
引用:令和3年度家庭部門のCO2排出実態統計調査 結果の概要(確報値)
エアコンは100円以上値段が安くなっており、冷蔵庫に関しては半分近く値段が削られています。
家電の買い替えはそれなりにお金がかかりますが、長期的な視点に立てば相当な節約になることは間違いありません。
したがって、使い始めて10年以上経過する家電を使っているのであれば、買い替えすることをおすすめします。
契約アンペア数を見直す
一人暮らしの電気代を安くする方法6つ目は「契約アンペア数を見直す」です。
一般家庭の電気には、アンペア数というのが設定されており、その数が大きければ電気料金が上がっていくという仕組みになっています。
以下の表は東京電力・従量電灯Bプランのの2024年4月現在のアンペア別の電気料金です。
アンペア数 | 基本料金 |
---|---|
10A | 311円75銭 |
15A | 467円63銭 |
20A | 623円50銭 |
30A | 935円25銭 |
40A | 1,247円00銭 |
50A | 1,558円75銭 |
60A | 1,870円50銭 |
例として、60Aから30Aに変更しただけで基本電気料金が半分になることがわかります。
これが年間だと1万円近い差になります。
つまり、電気料金を節約したいのであれば、まずは基本料金を節約するところから始めるべきなのです。
新電力を使う
一人暮らしの電気代を安くする方法7つ目は「契約アンペア数を見直す」です。
大手電力会社に手数料を払って電気小売業を営んでいる業者のこと。
新電力と契約をすると、通常の大手電気会社よりも価格が安くなる可能性があるなどのメリットがあります。
一人暮らしの電気代が4000円に関するよくある質問
最後に一人暮らしの電気代が4000円に関するよくある質問を紹介します。
Q.2人暮らしで電気代が4000円は可能?
2人暮らしでも電気代を4,000円にすることは可能です。
ただ、徹底した節約を意識しなければ4,000円に到達するのは難しいのは間違いありません。
まずエアコンはなるべく使わず、冬はこたつ、夏は扇風機で済ませるなどの自助努力が必要となります。
Q.一人暮らしで電気代が5000円は安い?
一人暮らしで電気代が5,000円はそれほど高いとは言えません。
なぜなら、日本の一人暮らしにおける平均の電気代は6,806円だからです。
2,000円近く下回っているのであれば、だいぶ節約できていると言えます。
Q.電気代を4000円にするには電気量を月何kwhにすれば良い?
電気代を4,000円にするためには、電気量は月に130kWh前後が適正とされています。
私が月150kWh利用した際は、大体4,500〜4,800円ほどの金額となりますので、130kWhとなります。
130kWhとは、エアコンの利用は1日大体4〜5時間前後といったところです。そのため平日であれば問題ないかと思いますが、休日家にいる際は厳しいかもしれません。
Q.一人暮らしで電気代が1000円台は可能?
一人暮らしの電気代で1,000円台にすることは可能です。
やることとしては、以下が挙げられます。
- 利用していないコンセントを抜き待機電力をなくす
- 暖房の温度を18度まで極限に下げる
- 炊飯器は保温しない
- 給湯器は風呂以外使わない
- テレビを見ない
極限まで電気を使う機会をなくすことにより、電気代を低くすることが可能です。
Q.一人暮らしの電気代が高すぎるんだけど原因は何?
一人暮らしの電気代が高すぎる原因は、以下の6つが考えられます。
- 家電を使いすぎている
- 家電が古いt
- 待機電力がかかる
- 電気プランがあっていない
- 燃料費調整額が上がっている
- 漏電・メーターの故障がある
電気代を安くするための方法は以下の通りです。
- エアコンを自動運転モードにする
- テレビのコンセントを抜く
- 電気量を定期的に確認する
- 古い家電を買い替えて最新式にする
- アンペア数を見直す
- 昼間は照明を利用しない
- 新電力を使う
もし電気代が高すぎるのであれば、安くする方法を実践してください。
一人暮らしの電気代が4000円に関するまとめ
一人暮らしの電気代が4,000円なのは、平均6,806円から考えるとかなり安めと考えられます。
ただ、さらに安くするための節約として、以下の方法があります。
この記事を読んで、ぜひ電気代を維持、またはさらに安くすることを試してみてください。