一人暮らしの光熱費が2万円は高めと言わざる得ません。
単身世帯の光熱費の平均は2023年が13,065円となっており、2万円だと7,000円近く高い数値となっています。
なお、光熱費が高い原因とその対策としては以下の通りです。
光熱費が高い原因 | 高い光熱費を安くするための対処法 |
---|---|
今回の記事では、一人暮らしの光熱費の平均費用や高くなる原因・節約するための方法などを、月の光熱費が1万円に行かない編集長の小室慶介が紹介します。
記事を読むことにより、光熱費を現在の半分の価格、つまり1万円前後に減らせる可能性もあるので、ぜひ参考にしてください。
一人暮らしで光熱費が2万円は高め
結論から言うと、一人暮らしで光熱費が2万円かかっているのはだいぶ高めと言わざる得ません。
一人暮らしをしている編集長の小室の光熱費の合計は、2024年2月の場合だと下記の画像の通りになっています。
電気代が5,000円近く、ガス代が2,500円、水道代が1,550円程度となっており、合計で9,000円と1万円に乗っていません。
私も特段節約を意識しているわけではありませんが、それでも水道光熱費で1万円を超えることは滅多にないです。
したがって、一人暮らしで光熱費が2万円を超えてしまうのは高いと言えます。
一人暮らしの光熱費の平均
日本の一人暮らしの光熱費の平均はここ直近の5年間だと以下のようになっています。
年度 | 光熱費平均(電気代+ガス代+水道代の合計) |
---|---|
2019年 | 11,652円 |
2020年 | 11,686円 |
2021年 | 11,383円 |
2022年 | 13,098円 |
2023年 | 13,065円 |
引用:家計調査 家計収支編 単身世帯用途分類 001 用途分類(総数) 全国 | 統計表・グラフ表示
2022年に急激に上昇しているのは、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が影響していると推測できます。
一気に電気代とガス代が上昇したので、21年に比べて2,000円近い値上がりを見せたのです。
光熱費とは電気代・水道代・ガス代の合計費用
一般的に光熱費とは、電気代・水道代・ガス代の合計金額のことを言います。
この章では、電気代・水道代・ガス代それぞれがどのような仕組みで徴収をされているかなどの基礎知識を解説します。
それぞれの平均費用についても解説しますので、かかりすぎなのかどうかをチェックしてください。
電気代
電気代の構成要素は以下の3つです。
電気料金=基本料金+(電気量単価(1kWhごと)± 燃料費調整費+再エネ賦課金)×電気使用量
電気料金は変動しない基本料金と、電気使用量に応じて変化する電気量単価と再エネ賦課金の3つで構成されています。
基本料金は多くの電力会社で設定されていて、契約アンペア数が大きいほど高くなります。
変動料金は、電気使用量が多くなればなるほど高くなる仕組みです。
なお、2023年の一人暮らしの電気代の平均は総務省の統計によると6,726円です。
ただ、エアコンをガンガンに使う夏や冬は、一般的に電気代が高くなります。
水道代
水道料金の構成は、以下の通りです。
水道料金=基本料金+使用量に応じた料金
なお、水道代は画像からもわかる通り上水道と下水道に別れた形で2ヶ月分一気に請求されるケースが多いです。
2023年の一人暮らしの上下水道費用の平均は、総務省統計によると2,239円/月となっています。
ガス代
ガス代の構成は、以下の通りです。
ガス料金=基本料金+(単位料金×ガス使用量)
ガス料金は電気料金と同様に、基本料金にプラスして使用量料金が加算される料金体系となっています。
ただ、電気料金と決定的に違うのは、単位料金が変動しないという点です。
電気料金は利用すればするほど、1kWごとの料金が上がっていきますが、ガスは何㎥使っても同じ単位料金となっています。
例として、2024年4月の東京ガスの料金体系は以下の通りです。
料金表 | 1か月の ガスご使用量 |
基本料金 (円/件・月) |
2024年4月分 |
---|---|---|---|
A | 0㎥〜20㎥未満 | 759円 | 167円28銭 |
B | 20㎥〜80㎥未満 | 1,056円 | 152円43銭 |
C | 80㎥〜200㎥未満 | 1,232円 | 150円23銭 |
D | 200㎥〜500㎥未満 | 1,892円 | 146円93銭 |
E | 500㎥〜800㎥未満 | 6,292円 | 138円13銭 |
2023年の一人暮らしのガス代の平均は、総務省統計によると3,359円/月です。
なお、ガスはプロパンガスと都市ガスの2つがあり、都市ガスの方が安いとされています。
【金額別】一人暮らしの光熱費の比率を紹介
直近5年間の政府の統計調査から、一人暮らしにかかる光熱費の比率は以下の通りとなります。
- 電気代:50.19%
- 水道代:17.53
- ガス代:24.27%
- その他:8.19%
上記の比率を踏まえて、光熱費がいくらになるかについてケースごとにシミュレーションをします。
また、合わせて生活モデルについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
光熱費が5,000円のケース
光熱費が5,000円の場合は、電気代・水道代・ガス代・その他の光熱費は以下のようになります。
- 電気代:2,501円
- 水道代:1,214円
- ガス代:876円
- その他:409円
電気代が2,500円、ガス代に至っては1,000円を切っておりかなり難易度が高いと言わざる得ません。
もし5,000円以内に光熱費を収める場合は、以下の対策は絶対に必要です。
- 風呂を2・3日に1回に減らす
- 料理しない
- 電気の節約をこまめにする
ガス代を抑えるためにも料理をしないなどをしなければなりませんが、逆に食事は外食しなければなりません。
風呂に入らない場合は代わりに銭湯などを利用しないといけません。
結果的に、光熱費を節約しすぎると他で代用しなければならないので、余計にお金がかかる可能性があるのです。
なお、一人暮らしの生活費のケースに当てはめると、以下のような生活モデルとなります。
光熱費は、一般的な家庭だと全消費支出の6.6%を占めるとされているので、その想定で組んでみました。
項目 | 支出 |
---|---|
消費支出 | ¥75,758 |
食費 | ¥22,848 |
住居 | ¥13,228 |
交通・通信 | ¥11,424 |
教養娯楽 | ¥10,522 |
光熱費 | ¥5,000 |
その他の消費支出 | ¥12,735 |
住居が1.3万円というのはかなり現実的ではないので、もう少し収入を上げる方に注力すべきです。
光熱費が8,000円のケース
光熱費が8,000円の場合は、電気代・水道代・ガス代・その他の光熱費は以下のようになります。
- 電気代:4,001円
- 水道代:1,402円
- ガス代:1,942円
- その他:655円
光熱費が8,000円は一人暮らしの平均よりも安めです。
電気代は現実的ではありますが、ガス代が値上がりしている昨今では難易度が高めと言わざる得ません。
つまり、一人暮らしでも光熱費を8,000円にするのは相当な努力が必要となります。
8,000円の場合の生活モデルは以下の通りです。
項目 | 支出 |
---|---|
消費支出 | ¥121,212 |
食費 | ¥36,556 |
住居 | ¥21,164 |
交通・通信 | ¥18,278 |
教養娯楽 | ¥16,835 |
光熱費 | ¥8,000 |
その他の消費支出 | ¥20,376 |
住居が2万1,000円ほどなのは、首都圏ではかなり難易度が高めです。
地方都市の一人暮らしの方であれば、まだ現実味があります。
光熱費が1万円のケース
光熱費が1万円の場合は、電気代・水道代・ガス代・その他の光熱費は以下のようになります。
- 電気代:5,001円
- 水道代:2,427円
- ガス代:1,753円
- その他:819円
1万円は平均値に近い値となっており、それぞれのバランスも最も現実的なものになっています。
光熱費が1万円の場合の生活費は、以下の通りです。
項目 | 支出 |
消費支出 | ¥151,515 |
食費 | ¥45,695 |
住居 | ¥26,455 |
交通・通信 | ¥22,848 |
教養娯楽 | ¥21,044 |
光熱費 | ¥10,000 |
その他の消費支出 | ¥25,470 |
1万円と同様に、住居が26,000円は首都圏(東京)暮らしをするのであれば現実的ではないです。
おそらく、埼玉の狭山などの都心から2時間程度かかるところに住む必要が出てきます。
光熱費が1万5千円のケース
光熱費が1.5万円の場合は、電気代・水道代・ガス代・その他の光熱費は以下のようになります。
- 電気代:7,502円
- 水道代:3,641円
- ガス代:2,629円
- その他:1,228円
1万5,000円は平均よりも若干高めとなっており、水道代が高すぎる形になっています。
また、電気代も7,500円を超えていて、これも一人暮らしであれば使いすぎです。
エアコンや照明などをつけっぱなしにしている可能性があるので、改善するようにしてください。
光熱費が1.5万円の時の生活費は以下の通りです。
項目 | 支出 |
---|---|
消費支出 | ¥227,273 |
食費 | ¥68,543 |
住居 | ¥39,683 |
交通・通信 | ¥34,271 |
教養娯楽 | ¥31,566 |
光熱費 | ¥15,000 |
その他の消費支出 | ¥38,205 |
消費支出が20万円を超える場合は、娯楽費やその他の消費支出を減らして住居費に当てる形の方が良いでしょう。
光熱費が2万円のケース
光熱費が2万円の場合は、電気代・水道代・ガス代・その他の光熱費は以下のようになります。
- 電気代:10,003円
- 水道代:4,855円
- ガス代:3,505円
- その他:1,637円
光熱費が2万円は一人暮らしの方としてはかなり値段が高めと言わざる得ません。
電気代、ガス代、水道代ともに1ヶ月の費用としては高すぎるので、まずはぞれぞれ節約が必要となります。
光熱費が1ヶ月で2万円の場合の生活費は下記の通りです。
項目 | 支出 |
---|---|
消費支出 | ¥303,030 |
食費 | ¥91,390 |
住居 | ¥52,910 |
交通・通信 | ¥45,695 |
教養娯楽 | ¥42,088 |
光熱費 | ¥20,000 |
その他の消費支出 | ¥50,939 |
光熱費は2万円だと、30万円ほどの生活費になるので年収は税金等を考えると600〜700万円程度は最低限必要になります。
光熱費が3万円のケース
光熱費が3万円の場合は、電気代・水道代・ガス代・その他の光熱費は以下のようになります。
- 電気代:15,004円
- 水道代:7,282円
- ガス代:5,258円
- その他:2,456円
光熱費が3万円は、4人家族で適正値ぐらいなので一人暮らしでは使いすぎと言わざる得ません。
したがって、一人暮らしで月3万円光熱費がかかっている方は、早急に生活の仕方を見直す必要があります。
なお、光熱費が3万円の場合の生活費は以下の通りです。
項目 | 支出 |
---|---|
消費支出 | ¥454,545 |
食費 | ¥137,085 |
住居 | ¥79,365 |
交通・通信 | ¥68,543 |
教養娯楽 | ¥63,131 |
光熱費 | ¥30,000 |
その他の消費支出 | ¥76,409 |
年間で支出が550万円程度なので、かなりの高年収でないと生活が破綻してしまいます。
食費や娯楽費、その他の支出を減らすことが肝要ですね。
光熱費が高くなる原因
光熱費が高くなる原因は以下の6つです。
電気代・水道代・ガス代それぞれで考えられる理由について紹介していますので、ご自身で該当するところがないかどうかチェックしてください。
【電気代】エアコンなどの使いすぎ
光熱費が高くなる原因1つ目は「エアコンの使いすぎ」です。
家電の中でも最も消費電力が高いと言われているのが「エアコン」です。
実際、下記のグラフを見ると家電で最も電気を消費しているのが「エアコン」であることがわかります。
引用:令和3年度家庭部門のCO2排出実態統計調査 結果の概要(確報値)
エアコンの使い方次第で、電気代をさらに安くできるかどうかが決まるのです。
【電気代】待機電力の発生
光熱費がかかる原因2つ目は「待機電力の発生」です。
家電製品を利用していない時に使われる微小な電力のこと。
待機電力は短期間で見ればわずかですが、1年間などの長いスパンで考えると膨大な量になります。
実際資源エネルギー庁の資料によると、一般的な日本の家庭における待機電力は年間で228Kwhとされています。
この数字は、一般的な日本家庭の総電力消費量である4,432kWhのうち5%に相当するものです。
その量は決してバカにできないものとなるので、なるべく待機電力はなくすべきです。
【水道代】シャワーと風呂を同時で使っている
光熱費がかかる原因3つ目は「シャワーと風呂を同時に使っている」です。
シャワーは相当な量の水を使っており、一般的なシャワーヘッドであれば10分間で100リットル近い水を利用します。
風呂の浴槽は200リットル近い水を貯めるので、仮に毎日風呂とシャワーを利用していたとすると1ヶ月で3,000リットル前後の水を風呂だけで使う形となります。
水道料金は使用量に応じて大きくなっていきますので、なるべく使いすぎはやめるべきなのです。
【水道代】洗濯機を毎日回している
光熱費がかかる原因4つ目は「洗濯機を毎日回している」です。
洗濯機もシャワーと同じかそれ以上に水を消費する製品です。
例として45リットルのドラムを持つ洗濯機を使っている場合、毎日利用したと仮定すると約100リットルの水を消費します。
つまり、1日1回洗濯機を使った場合1ヶ月で3,000リットル(3㎥)の水を消費することになるのです。
3㎥あれば、2024年4月の東京都水道局の金額に当てはめた場合、0円から1,212円の値段が追加されます。
したがって、洗濯機は毎日回すとそれだけで水道代が跳ね上がってしまうのです。
【ガス代】プロパンガスを利用している
光熱費がかかる原因5つ目は「プロパンガスを利用している」です。
ガスの供給システムは、以下の2つがあります。
ガスの種類 | 特徴 |
---|---|
プロパンガス | 建物ごとに設置されたガスボンベから各家庭に供給される方式のガス |
都市ガス | 地下のガス管から各家庭に供給される方式のガス |
都市ガスは、ガス管からガスを供給する形をとっているので、輸送費や人件費にコストがかからないのが魅力です。
一方、プロパンガスはガスボンベを定期的に交換しなければならないため、輸送費や人件費が都市ガスよりも高くなります。
上記の理由により、プロパンガスは都市ガスよりもガス代が高額になりやすいです。
下記は、東京ガスとプロパンガスの価格は以下の通りです。
平均価格 | 適正価格 | 東京ガス プロパン換算価格 |
|
---|---|---|---|
基本料金 | 1,703円 (1,873円) |
1,500円~ (1,650円~) |
960円 (1,056円) |
従量料金 10m3利用時 |
5,644円 (6,208円) |
2,800円~ (3,080円~) |
3,120円 (3,432円) |
合計料金 | 7,346円 (8,081円) |
4,300円~ (4,730円~) |
4,080円 (4,488円) |
都市ガスの方が明らかに安いことがわかります。
後ほど節約する方法の時も解説しますが、都市ガスを利用することをおすすめします。
【ガス代・電気代】原油・ガス価格の高騰
光熱費がかかる原因5つ目は「原油・ガス価格の高騰」です。
ロシアによるウクライナ侵攻や円安などの影響により、原油・ガス価格が値上がりし続けています。
したがって、電気代やガス代は上昇傾向にあるのです。
ただ、今後はその補助金も縮小・廃止の方向なので価格が上昇することが予想されています。
光熱費を節約する方法
光熱費を節約する方法は以下の6つです。
電気代・水道代・ガス代それぞれの対策法を紹介していますので、光熱費が高いので安くしたいという方はぜひ参考にしてください。
【電気代】エアコンは自動運転にする
光熱費を節約する方法1つ目は「エアコンは自動運転にする」です。
気温に応じて自動で運転を切り替えるモードのこと。
自動運転の例として、室温が10度で設定温度が23度の場合、23度に室温を近づけるために、最初は強運転を行います。
23度付近に達したら、温度を維持するための弱運転に自動的に切り替えます。
自動運転は、都度運転設定をオートで切り替えられるので、運転効率が高く電気代を節約できるというメリットがあるのです。
自動運転への切り替え方は以下の通りです。
-
STEP1電源を入れる
電源を入れてください。 -
STEP2「風量」ボタンを押して画面に「自動」が表示されるまで押す
エアコンにある「風量」ボタンを押してください。
リモコンの画面に「自動」が出るまで「風量」ボタンを何回も押してください。 -
STEP3「自動」が表示されれば完了
リモコンの画面に「自動」が表示されれば設定は完了です。
【電気代】家電を使わないときはコンセントから電気コードを抜く
光熱費を節約する方法2つ目は「家電を使わないときはコンセントから電気コードを抜く」です。
家電を使わない時にコンセントを抜くのは、待機電力を発生させないためです。
待機電力はコンセントに電気コードを挿しているだけで生まれるので、余計な電気代を発生させたくない人はコンセントからこまめにコードを抜いてください。
待機電力は微量ながら年間を通すと決してバカにできない金額となるので、徹底的に潰しておくことをおすすめします。
【水道代】シャワーだけ使う
光熱費を節約する方法3つ目は「シャワーだけ使う」です。
風呂とシャワーを一緒に利用する方がいますが、それでは水を使いすぎてしまいます。
風呂が1回で180リットル、シャワーが1回で100リットル程度、1日1回風呂を利用すると仮定した場合、6,000リットル近い使用量となります。
シャワーだけにして、風呂の分をなくすことで水道費用の節約が可能となるのです。
さらに水道代を節約できます。
【水道代】洗濯機は2日〜3日に1回の頻度で動かす
光熱費を節約する方法4つ目は「洗濯機は2日〜3日に1回の頻度で動かす」です。
洗濯機は1回で100リットル近い水を利用するため、毎日稼働させると約3,000リットル(3㎥)の水を使うこととなります。
対策として、今まで毎日稼働していたものを2〜3日に1回稼働させる形に変更してください。
それだけで累計で3,000リットルだった使用量が半分、もしくは3分の1程度まで減らせます。
洗濯機をなるべく回さないためにも、服を多めに買うなどの工夫をしてみることをおすすめします。
【ガス代】都市ガスを使う
光熱費を節約する方法5つ目は「都市ガスを使う」です。
プロパンガスは都市ガスよりも倍近い値段がかかるため、光熱費がかかる原因となります。
もしご自分が住まわれている地域で都市ガスが通っており、今はプロパンガスを使っているのであれば、会社の乗り換えの検討をおすすめします。
【ガス代】給湯器を使うのは風呂のみ
光熱費を節約する方法6つ目は「給湯器を使うのは風呂のみにする」です。
給湯器は電気も使いますが、ガスも消費する家計の食わせ物です。
冬などの寒い季節は風呂に加えて洗面所などからもお湯を出しがちですが、それでは給湯器を過剰に利用して結果としてガス代が跳ね上がります。
そのため、給湯器を使うのはシャワーや風呂のみとし、それ以外は冷えたお水を利用するようにしてください。
【ガス代】追い焚きの回数を減らす
光熱費を節約する方法7つ目は「追い焚きの回数を減らす」です。
追い焚き機能は湯船のお湯が水になっても再度熱くしてくれる便利なものですが、ガス代はそれなりに消費します。
したがって、毎日追い焚きなどをしている場合は、2〜3日に1回の頻度に減らすなどの方法をとってください。
それが難しいのであれば、湯船に浸かる日を減らすようにしてください。
一人暮らしの光熱費が2万に関するよくある質問
最後に一人暮らしの光熱費が2万円に関するよくある質問に回答します。
一人暮らしで電気代があまりに高い方や季節ごとの光熱費を知りたい方などはぜひ参考にしてください。
Q.一人暮らしのゲーマーは電気代がどれくらいかかる?
一人暮らしのゲーマーが1ヶ月でかかる電気代は約13,000円程度が相場とされています。
一人暮らしの平均が6,700円なので、その倍近い料金が課せられると考えてください。
電気代がかかるのは、ゲーミングPCの電力消費量が多いためです。
以下の表はゲーミングPCのクラス別の電気代の目安です。
ゲーミングPCの性能 | 電気代目安 |
---|---|
ロー〜ミドルエンドクラスPC(消費電力500〜600W前後) | 600~700円/月 |
ハイスペックPC(消費電力800W前後) | 1,000円/月 |
ハイエンドPC(消費電力1,000W前後) | 1,300円前後 |
なお、ゲーミングPCは熱が内部にこもってしまうため、別でエアコンなどを利用することも必要です。
また、ゲーマーだと家にこもりっきりになりがちですから、どうしても電気代は上がりがちです。
ゲーミングPCを家におく場合は、遊ばない時は常に電源をOFFにしておく必要があります。
Q.一人暮らしの電気代がおかしいのだけど原因は何?
一人暮らしの電気代がおかしい・高くなる原因は以下の5つが考えられます。
- 契約中の電気のアンペア数が大きい
- 古い家電を利用している
- 電気代自体が値上がりした
- 契約中のプランとライフスタイルが合致していない
電気のアンペア数が大きいと、電気代も上昇します。
一人暮らしであれば、30Aあれば十分です。
また、家電は古くなると内部部品の劣化などで電気を使う効率が悪くなる、電気代が高くなります。
もし製造が10年以上前の家電製品を利用しているのであれば、故障の如何にかかわらず買い替えするのがおすすめです。
Q.一人暮らしの光熱費は冬だとどのくらいかかりますか?
冬の一人暮らしの光熱費は、直近5年間だと以下のようになっています。
基準としては、毎年の1〜3月期の電気代を出しています。
年度・月 | 電気代 |
---|---|
2023年1~3月期 | 17,548円 |
2022年1〜3月期 | 15,845円 |
2021年1~3月期 | 13,854円 |
2020年1〜3月期 | 13,605円 |
2019年1~3月期 | 14,561円 |
冬季の光熱費はガス・電気を多量に利用するため、1年間の中で最も上がりがちです。
一人暮らしでも、2万円近くかかる年もあります。
Q.電気代が2万かかったのだけど原因はなんだろう?
電気代が2万かかっている原因は以下の5つが考えられます。
- エアコンの使いすぎ
- 待機電力が多い
- メーターが故障・漏電の可能性あり
- 過大なアンペア数で契約している
- 10年以上前の家電を未だに利用している
電気代が2万円に行ってしまうのは、アンペア数が過大に契約されている・エアコンを使いすぎている・待機電力が多いのが原因です。
電気代を節約するためには、30分以上外出する際はエアコンは切っておく、使わない家電のコンセントはしっかりと抜いておくといった工夫をする必要があります。
一人暮らしの光熱費が2万のまとめ
一人暮らしの光熱費が2万円は明らかに高いと言わざる得ません。
政府統計の単身世帯の光熱費は11,000〜14,000円前後が平均となっています。
そのため、倍近い金額となる2万円では明らかに高いのです。
光熱費が高いのは、以下の原因が考えられます。
合わせて対処法についても記していますので、光熱費が高いと感じている人はぜひ参考にしてください。
光熱費が高い原因 | 高い光熱費を安くするための対処法 |
---|---|
光熱費が高いのは今回あげた6つの原因の中に潜んでいます。
原因を特定して、横にある対処法を実践してください。
実践をすれば、光熱費は下手をすると今の半分、1万円前後で済むようになる可能性も出てきます。
ぜひこの記事の対処法を参考にして、光熱費の節約に邁進してください。