この記事では、上記のような疑問を解決します。
メッシュWiFiとは、ルーターとサテライト(子機)を相互で接続しあいながら、自宅に網目(メッシュ)のように電波を飛ばす技術のことを指した言葉です。
メッシュWiFiを利用することにより、電波が通じづらい死角でも簡単にインターネット接続をすることができます。
この記事では、おすすめ・最強のメッシュWiFiや失敗しない選び方、それぞれの評判や口コミ、利用するメリット・デメリットについて家電のプロであるたろっささん監修の元解説しておりますので、メッシュWiFiの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
- メッシュWiFiでおすすめなのは「バッファロー AirStation WNR-5400XE6/2S」
- 高速かつ接続台数が非常に多く、4K動画や8K動画とオンラインゲームを同時にプレイしても遅延しないのが魅力
- 購入価格がメッシュWiFiとしては安めの3万円台に設定されている
- 新通信規格のWiFi6Eの利用が可能であり、通信速度が格段に向上している
- すぐに利用できるようにペアリング済みなので、初心者でもメッシュWiFiを構築しやすい
- 最大2.5Gbpsのポートが各中継器に付属しているので、オンラインゲームでも簡単に利用可能


記事監修者
プロIT家電ライター たろっささん
ゲームと妻と温泉巡りが大好きな38歳。20歳のときにメーカーヘルパーとして家電量販店を経験し、家電の世界へ飛び込む。元から接客と家電に興味があり、昔からの趣味のPCの知識を活かしながら勉強の日々を過ごし、2年で年商2億円を突破。 現在は専業家電ライターとして活動中。家電量販店で携帯コーナー責任者を担当した経験から通信機器、光回線など通信系にも精通している。
そもそもメッシュWiFiとは?中継機と何が違う?

メッシュWiFiとは、ネットワークを管理する「親機」とそれに追随する「子機」に分かれて構築されるWiFiネットワークです。
通常の中継機を利用したWiFi接続と違い、一部の機器が通信障害を起こしても自動で他の経路での接続を行う、家中どこにいても最適な機器と帯域を自動選択してくれるなど、通常のWiFi接続をより使いやすく便利にしたものです。
以下がメッシュWiFiと中継機接続の主な違いになります。
項目 | 詳細 |
---|---|
メッシュwifi |
・SSIDとパスワードはどの機器も共通:いちいちネットワークを自分で選択する必要がないため、その場所や環境で最適な機器に自動接続される。 ・シームレスな接続:網目状に張り巡らされたWiFi網により、構築環境内を移動してもユニット間の切り替えがスムーズに行われる。 ・常に最適な通信:状況に応じた通信ユニットや帯域を自動判別して接続されるため、インターネットの通信速度が落ちにくい。 ・中継機に比べて価格は高め |
中継器 |
・SSIDとパスワードは別個:中には同じに指定できるものもあるが、根本は別の通信になっているため、切り替えなどが自動で行われない。 ・都度自分で接続する機器を選択:最初に選択したWiFi接続が切れない限り他のWiFi環境に接続されることはないため、強い電波を自分で確認し、接続しなおさなければならない。 ・減衰した速度は補えない:親機よりもアンテナ本数が少なかったり通信速度が遅かったりするため、メッシュWiFiのようにどこにいても同じ速度にはなりづらい。 ・メッシュWiFiに比べて価格は安め |
上記の通りで、3F以上の戸建てや3LDK以上のマンションなど、ある程度広い環境でWiFi環境を構築するのであればメッシュWiFiが好適です。
逆に平屋やワンルームなどのそこまで広くない、見通しがきくような環境であれば中継機でも十分に対応できる可能性が高くなります。
【結論】メッシュWiFi最強は「バッファロー AirStation WNR-5400XE6/2S」

画像引用:Amazon公式サイト
メッシュWiFiを利用するのであれば、圧倒的に最強なのは「バッファロー AirStation WNR-5400XE6/2S」です。
理由としては以下の通りです。
- 高額なメッシュWiFi機器の中でも求めやすい価格
- 新規格の「Wi-Fi6E」に対応している
- 6GHz+5GHz+2.4GHzのトライバンド接続に対応
- すぐに利用できるようにペアリング済み
- 最大2.5Gbpsで利用可能なINTERNETポート
やはり特筆すべきは最新規格であるWi-Fi6Eに対応しているという点で、混雑しがちな帯域を避けて6GHz帯を使用できるというのが大きな利点。
さらに国内メーカーということもあり、日本のインターネット通信の主流になっているIPv6接続にも対応しているのもポイントです。
また、敷居が高いと感じるメッシュWiFiの構築に関しても、すでにペアリング済みのため、特別な操作はまったく必要なく使用したい場所に置いてコンセントを差すだけで使用可能。
カスタマーサポートもしっかりしているため、万が一のトラブルに対処しやすいのも魅力と言えます。
項目 | 詳細 |
---|---|
通信規格 | Wi-Fi6E |
最大通信速度 | 6GHz:2,401Mbps 5GHz:2,401Mbps 2.4GHz:573Mbps |
バンドタイプ | トライバンド |
電波範囲 | – |
セキュリティ規格 | WPA3 Personal WPA2 Personal WPA/WPA2 Personal WPA2/WPA3 Personal WEP(128-bit / 64-bit) Any接続拒否 プライバシーセパレーター MACアクセス制限(最大登録許可台数:64台) |
アンテナの本数 | 6GHz×2本 5GHz×2本 2.4GHz×2本 |
【2023年4月最新】おすすめの最強メッシュWiFi候補5選
先ほどメッシュWiFi最強は「NETGEAR Orbi WiFi6 AX6000」と解説をしましたが、値段が10万円以上と高めであり、手を出しづらい方もいると思います。
この章では、2023年4月最新の最強メッシュWiFi候補5選を解説します。
これから紹介するメッシュWi-Fiのスペックは以下の通りです。
メッシュWiFi名 | 通信規格 | 最大通信速度 | バンドタイプ | 電波範囲 | セキュリティ規格 | アンテナの本数 |
---|---|---|---|---|---|---|
TP-Link Deco X20 2-pack | Wi-Fi6 | 5GHz:1201Mbps 2.4GHz:574Mbps |
デュアルバンド | 1~3LDK(1パック) 3~4LDK(2パック) 4~6LDK(3パック) |
WPA-Personal WPA2-Personal WPA3-Personal |
5 GHz×2 2.4 GHz×2 |
NETGEAR RBK752 AX4200 | Wi-Fi6 | 5GHz:2402Mbps 5GHz:1201Mbps 2.4GHz:574Mbps |
トライバンド | 4〜6LDK | 802.11i, 128-bit AES encryption with PSK | 8本 |
エレコム WMC-2HC-W | Wi-Fi5 | 5GHz:1733Mbps 2.4GHz:800Mbps |
デュアルバンド | 4〜6LDK | WPA2-PSK(AES) WPA-PSK(TKIP) WEP(64bit/128bit) |
8本 |
バッファロー WEX-1800AX4 | Wi-Fi6 | 5GHz:1201Mbps 2.4GHz:573Mbps |
デュアルバンド | 4〜6LDK | WPA3 Personal WPA2 Personal WPA3/WPA2-mixed |
4本 |
IODATA WN-DX1300GNEX2 | Wi-Fi5 | EEE802.11ac:最大867Mbps IEEE802.11n(2.4GHz帯):最大300Mbps(※) IEEE802.11n(5GHz帯):最大300Mbps IEEE802.11a/g:最大54Mbps IEEE802.11b:最大11Mbps |
デュアルバンド | 4〜6LDK | WPA2-PSK(AES) | 2本 |
なお、今回のメッシュWiFiの選定基準は以下の通りです。
- 通信規格が最新かどうか
- 電波の範囲の広さ
- バンドはトライバンドorデュアルバンドか
実際の利用者の評判・口コミについても紹介しておりますので、メッシュWi-Fi購入の検討材料にしてくださいね!
TP-Link Deco X20 2-pack
引用元:Amazon公式サイト
- 性能と価格の両面を求めている人
- amazon alexaを所持している人
- 広いオフィスの管理担当者
項目 | 詳細 |
---|---|
通信規格 | Wi-Fi6 |
最大通信速度 | 5GHz:1201Mbps 2.4GHz:574Mbps |
バンドタイプ | デュアルバンド |
電波範囲 | 1~3LDK(1パック) 3~4LDK(2パック) 4~6LDK(3パック) |
セキュリティ規格 | WPA-Personal WPA2-Personal WPA3-Personal |
アンテナの本数 | 5 GHz×2 2.4 GHz×2 |
TP-Link Deco X20 2-packは、最新通信規格であるWi-Fi6に対応しているメッシュWi-Fiです。
最新のWi-Fi規格のため安定した通信を実現が可能であり、広い家やオフィスでもインターネットを高速で利用できます。
通信を効率化することが可能な、OFDMAやMU-MINO機能が搭載されておりますので、接続台数は最大で150台となっています。
ビームフォーミングにより、家の隅々まで電波を飛ばすことが可能であり、メッシュWi-Fiのサテライトを増やせばさらにエリアを拡張可能です。
また、利用しているユーザーの行動を学習して、最適な場所に電波をビームフォーミングしてくれる「AIメッシュ」という優れものな機能もあります。
「TP-Link Deco X20 2-pack」の評判・口コミ
eo光を10Gに変えてみた。
メッシュWi-FiのDeco x20もレンタルしてみた家の中の配線は有線LANのケーブルはcat6
無線LANと有線LANを併用して使っている。
確かに早くはなったな。ネットのスピードテストはいろんなサイトで試したけど概ね、2倍から3倍くらいの結果が出ています。…
— 山田 剛(50代の非常勤掛け持ちOT&個人事業主) (@yamada_ot_labo) April 16, 2023
Wi-Fiが途切れたり、つっかえたりするようなら、tplinkのdecoに変えて!
色々ルーター変えたけど、始めからdecoにしておけば、全て解決。
x50買ったけど、deco x20でも充分。#tplink#deco— ぺろり (@ysan2000respect) January 17, 2023
実際に利用した方の評判・口コミとしてその速度の高さが上がっています。
NETGEARほどコストをかけたくないのであれば、TP-LinkのメッシュWi-Fiは最筆頭の候補の一つですね。
NETGEAR RBK852 AX4200
引用元:Amazon公式サイト
- 高性能なメッシュWiFiを構築したい人
- オフィスでメッシュWiFiの構築をしなければならない企業
項目 | 詳細 |
---|---|
通信規格 | Wi-Fi6 |
最大通信速度 | 5GHz:1201Mbps 2.4GHz:574Mbps |
バンドタイプ | デュアルバンド |
電波範囲 | 1~3LDK(1パック) 3~4LDK(2パック) 4~6LDK(3パック) |
セキュリティ規格 | WPA-Personal WPA2-Personal WPA3-Personal |
アンテナの本数 | 5 GHz×2 2.4 GHz×2 |
NETGEAR RBK852 AX4200は、世界屈指の通信機器メーカーであらうNETGEARが開発したトライバンド付きの高級メッシュWi-Fiです。
NETGEARのメッシュWiFiの通称「Orbi」シリーズに数えられるこの商品は、ルーターとサテライトの子機で350㎡もの領域をカバーすることができます。
350㎡という数字は、大体小学校にあるプールと同じぐらいの広さとなりますので、オフィスや大きい家で大活躍します。
また、バンドがトライバンドを採用しているため、5GHzの帯域が2本、2.4GHzが1本です。
トライバンドにより、通信の負荷を分散できるのもこのルーターの魅力的なポイントと言えますね!
「NETGEAR RBK852 AX4200」の評判・口コミ
NETGEAR RBK852を買って家のWi-FiをトライバンドWi-Fi6メッシュにした。海外ではWi-Fi6E対応のクアッドバンドのも出てるけど、日本では6GHz帯の電波が使えないので今のところはしょうがない。
— なくうかん (@nacookan) December 27, 2021
実際の利用者の評判・口コミとしてやはりその性能の高さが垣間見えます。
高性能故にインターネットがスムーズに利用できるようになったと太鼓判を押してますね!
エレコム WMC-2HC-W
引用元:Amazon公式サイト
- コスパよくメッシュWi ~Fiを構築したい人
- 簡単にWi-Fiを設定したい人
- 自営業の人
項目 | 詳細 |
---|---|
通信規格 | Wi-Fi5 |
最大通信速度 | 5GHz:1733Mbps 2.4GHz:800Mbps |
バンドタイプ | デュアルバンド |
電波範囲 | 4〜6LDK |
セキュリティ規格 | WPA2-PSK(AES) WPA-PSK(TKIP) WEP(64bit/128bit) |
アンテナの本数 | 8本 |
エレコム WMC-2HC-Wは、国産メーカーであるエレコムが開発をしたメッシュWiFiであり、豊富な機能を有しています。
特徴として、WiFi5という一つ前の世代ながら4K動画でも簡単に視聴ができるという点。
最大で1733Mbpsと1Gbps(1024Mbps)を軽く超える速度まで出せるため、ソフトバンク光やドコモ光などの回線でも余裕で扱うことが可能です。
また、8本というアンテナを有しているため、全方向に電波が飛びます。
そのため、エアコンなどのスマート家電やIoT端末などにも快適に接続できます。
他にも、友人用のWi-Fiパスワードを用意したり、お店のフリーWiFiに接続すると自身のお店のお気に入り商品を紹介可能です。
バッファローやNECには隠れていますが、非常に優れた通信機器であると言えます。
「エレコム WMC-2HC-W」の評判・口コミ
「エレコム WMC-2HC-W」を実際に利用した方の評判・口コミを調査しましたが存在しませんでした。
見つかり次第再度こちらに掲載させていただきます。
バッファロー WEX-1800AX4
引用元: Amazon公式サイト
- サテライトルーターのスペースをとりたくない人
- WiFi6を安価に使えるようにしたい人
- 端末の再設定を簡単にしたい人
項目 | 詳細 |
---|---|
通信規格 | Wi-Fi6 |
最大通信速度 | 5GHz:1201Mbps 2.4GHz:573Mbps |
バンドタイプ | デュアルバンド |
電波範囲 | 4〜6LDK |
セキュリティ規格 | WPA3 Personal WPA2 Personal WPA3/WPA2-mixed |
アンテナの本数 | 4本 |
バッファロー WEX-1800AX4は、WiFi6を広範囲で利用できるメッシュWi-Fiです。
特徴として、紹介している機器は中継器単体であり、ルーターではないのですがバッファローのルーターと一緒に利用することで力を発揮します。
中継器ながら最新のWi-Fi6を利用することが可能であり、より遠くでも高速通信ができます。
たくさんの機器を同時に繋げることができるので、通信速度が減りません。
また、設置しやすいデザインをしており、2つのコンセントがある場合は一方の挿し口を邪魔しません。
さらに、スマホなどの端末に保存されているWiFiパスワードの再設定は不要であり、WPSボタンを押すだけでルーターと同様利用できます。
「バッファロー WEX-1800AX4」の評判・口コミ
https://twitter.com/am_unt/status/1579850292522143744
職場での経験から、自宅にも無線LAN中継器を導入した。Baffalo WEX-1800AX4/N という機種。ルーターは同じく Baffalo WSR-5400AV6S なので、AOSS で簡単に設定できる。SSIDは変わらないので便利だ。
— いわい (@uogiawi) July 21, 2022
「バッファロー WEX-1800AX4」を実際に利用した人の評判・口コミとして速度が高いことやSSID(パスワード)が変わらないという点が挙げられています。
パスワードが変わらないのは、非常に便利ですね。
IODATA WN-DX1300GNEX2
引用元:Amazon公式サイト
- 3階の戸建てに住んでいる人
- コンパクトなサテライトを購入したい人
- IPv6を利用したい人
項目 | 詳細 |
---|---|
通信規格 | Wi-Fi5 |
最大通信速度 | EEE802.11ac:最大867Mbps IEEE802.11n(2.4GHz帯):最大300Mbps(※) IEEE802.11n(5GHz帯):最大300Mbps IEEE802.11a/g:最大54Mbps IEEE802.11b:最大11Mbps |
バンドタイプ | デュアルバンド |
電波範囲 | 4〜6LDK |
セキュリティ規格 | WPA2-PSK(AES) |
アンテナの本数 | 2本 |
IODATA WN-DX1300GNEX2は、中継器を安く購入したい人に対しておすすめするメッシュWiFiのサテライトです。
11acで最大867Mbpsまで利用することが可能であり、家中どこでも高速インターネットを利用できます。
コンセント直付けタイプであり、ACアダプターなどは必要ありません。先ほど紹介した「バッファロー WEX-1800AX4」と同様に一方の挿し口を邪魔しないです。
端末に対して最適な距離から電波を飛ばす「ビームフォーミング」機能や自動で空いている周波数に移動させる「バンドステアリング機能」が備わっています。
コスパよくWiFi中継器を利用したいのであれば、この商品はおすすめですよ!
「IODATA WN-DX1300GNEX2」の評判・口コミ
「IODATA WN-DX1300GNEX2」を実際に利用した方の評判・口コミを調査しましたが存在しませんでした。
見つかり次第再度こちらに掲載させていただきます。
失敗しないメッシュWiFiの選び方

この章では、失敗しないメッシュWiFiの選び方について解説します。
理想のメッシュWiFiを構築したいと考えている方は、ぜひチェックしてくださいね!
メッシュWiFiの子機は2台から選ぶ
メッシュWiFiの子機は2台から購入して、台数が足りない場合は足して買っていくと言う形で選んでいくのがおすすめです。
ただ、サイズや建物の材質によって電波の距離は大きく変わってきます。
もちろん3・4台も購入できますが、買いすぎてお金を無駄にしてしまった!ということは避けたいですよね。
なので、2台セットをまず買ってから、電波が怪しい場合は台数を増やしていくのがおすすめです。
しかしながら通常の2~3F建ての戸建てや2LDK程度のマンションであれば2つで問題ない場合がほとんどです。
Wi-Fi6Eなど高規格のメッシュWiFiを選ぶ
メッシュWi-Fiを選ぶのであれば、なるべく通信規格が最新のものにするのがおすすめです。
通信規格が最新に近しい商品を購入するべき理由として、長く利用することができるからです。
現在市販されている商品の通信規格は、以下の通りです。
規格 | 正式名称 | 最大通信速度 | 周波数 |
---|---|---|---|
IEEE802.11ax | Wi-Fi6E | 9.6Gbps | 2.4GHz/5GHz/6GHz帯 |
IEEE802.11ax | Wi-Fi6 | 9.6Gbps | 2.4GHz/5GHz帯 |
IEEE802.11ac | Wi-Fi 5 | 6.9Gbps | 5GHz帯 |
IEEE802.11n | Wi-Fi 4 | 300Mbps | 2.4GHz/5GHz帯 |
IEEE802.11a | – | 54Mbps | 5GHz帯 |
IEEE802.11g | – | 54Mbps | 2.4GHz帯 |
IEEE802.11b | – | 11Mbps | 5GHz帯 |
現在メッシュWi-Fiを購入するのであれば、高規格であるWi-Fi6EやWi-Fi6を選んでください。
先ほど紹介した通りで、メッシュWi-Fiの価格は数万円になりますので、可能な限り長く利用できる商品を購入した方が良いです。
また、2024年の策定完了を目標としてIEEE 802.11be、通称「Wi-Fi7」も登場してきており、通信規格はこれからもどんどん新しいものが出てくることが予想されます。
ただし、スマホやPCなどが新しい規格に対応している必要があるため、新規格のメッシュWi-Fiを購入する際は手持ちの機器が対応しているかどうかも確認して下さい。
ただ、光コンセントを有しているご家庭であれば、Wi-Fi6EやWi-Fi6規格の商品を利用するのがおすすめです。
トライバンドorデュアルバンドの違いで選ぶ

メッシュWi-Fiは、トライバンドかデュアルバンドの違いで選ぶのも大切です。
デュアルバンドとトライバンドの違いは以下の通りです。
バンドの種類 | 特徴 |
---|---|
デュアルバンド | ・周波数が2.4GHzと5GHzの1つずつが存在する ・価格は安めに設定されている |
トライバンド | ・周波数が2.4GHz1本と5GHz2本存在する ・電波に余裕ができるため、安定した高速通信が期待される ・値段はトライバンドの機器の方が高め |
その場合はいくら5GHzがデュアルチャネルであってもまったく意味がないため、接続する機器が本当に5GHzに対応しているものが大多数なのかということを事前に確認しておきましょう。
ちなみに私は一人暮らしなので、デュアルバンドのルーターを利用しています。
パソコンやスマホ、タブレットに接続をしていますが、さほど困りません。
ただ、4人家族などになると10台以上接続することになる可能性が高いので、余裕を持たせるためにもトライバンドを選ぶのが無難ですね。
自宅間取りの広さや構造から選ぶ
通信規格やバンドの違いも重要ですが、間取りの広さから逆算してメッシュWi-Fiを構築することも大切です。
今回紹介したメッシュWi-Fiは、戸建てであれば3階建て、マンションであれば4LDKでも問題なく電波の範囲としている商品を選んでいます。
ただ、家の構造や作りによっても電波強度が変わってくるという点は注意してください。
鉄筋コンクリートの建物に関しては、壁に利用されているコンクリートが電波を遮蔽しやすいと言う性質を持っているため、電波が弱くなってしまいます。
もし、自宅がコンクリートで作られていてかつ3、4LDKといった広さを誇るのであればメッシュWi-Fi2台だけでは足りない可能性が出てきます。
また、同じ鉄筋の4LDKであっても部屋の形状やどこにONUがあるか、壁材の種類などでも電波は全く変わります。
メッシュWi-Fiの場所を移動させることでもガラリと電波状況が変わったりするため、電波強度に不満がある場合は移動も試してみると良いでしょう。
コンクリート造の家などに住まわれている場合は、メッシュWi-Fiの構築が必須ですね。
国産のルーターを選ぶ
最後に日本製ルーターを選ぶことも重要です。
理由として、海外製のメーカーが製造しているメッシュWiFiの場合、IPv6に対応していない可能性があるためです。
総務省によると、2022年3月時点でのIPv6の世界普及率は35%とされています。
2022 年 3 月 12 日時点で世界全体での IPv6 普及率は約 35%、日本の普及率は約 45.27%であり、2021 年 3 月時点(約 38%)と比べると、約 7%増加し、世界的に見ても普及が進んでいる。
IPv6は急速に普及しているとはいえ、2022年時点で4割に達していないため、海外で作られたメッシュWi-Fiでは対応できないという可能性があります。
また、日本の電波法で定義されている技術基準に適合する必要もあるため、規格を満たしていないルーターの場合利用できません。
メッシュWiFiでよくある質問
最後にメッシュWiFiでよく出てくる質問について回答していきます。
これからメッシュWiFiを自宅に構築しようと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
Q.メッシュWiFiを利用するメリット・デメリットを知りたい
メッシュWiFiを自宅に構築するメリットとデメリットは以下の通りです。
メッシュWiFiを構築するメリット | メッシュWiFiを構築するデメリット |
---|---|
・広範囲にWi-Fiの電波を波及させられる ・メッシュWiFiにより接続負荷を分散するため、家電をスムーズにネット接続が可能になる ・簡単に電波の設定や管理ができる |
・メッシュWiFiを構築するだけで5万円近くはかかる ・メインのルーターよりも通信速度は遅くなる ・設定のカスタマイズがしづらい |
メッシュWiFiを構築することにより、広範囲に対してWi-Fiの電波を波及させられるというメリットがあります。
一方で、メッシュWiFiを構築するだけで5万円近くはかかる点や並行で処理をしていることによる能力低下で通信速度が下がるといったデメリットが起きてしまいます。
Q.メッシュWiFiの親機とサテライトはどこに置けば良い?
メッシュWiFiの親機とサテライトの置き方に厳密な決まりはありませんが、ここはNGと言う場所ならあります。
ルーターやサテライトの子機を置くと電波が通じにくくなる場所は以下の通りです。
場所 | 理由 |
---|---|
壁の近く | ・壁が障害物となり電波を遮断するため ・木造→鉄骨→鉄筋コンクリートの順番に遮蔽率は高くなる |
水槽・洗濯機の近く | ・水が電波を通りにくくする性質を持っているため |
電子レンジの近く | ・電子レンジとWi-Fiの周波数(2.4GHz)が似た周波数をしているため ・電波干渉が起きて結果的にインターネットが繋がりにくくなる |
上記以外の場所であれば、基本的にどこでも構いません。
電波干渉などは起きず、常時500Mbpsを超えるような超高速回線を実現できました。
Q.メッシュWiFiの導入は難しい?
メッシュWiFiの導入は難しくありません。
先ほども解説した通りで、すでにメッシュWiFiの中にはペアリングが設定されている商品もあるので、すぐに自宅のネット回線に接続できるからです。
なので、メッシュWiFiの導入は簡単にできますよ。
メッシュwifi 最強 まとめ
メッシュWiFiの最強は「NETGEAR AX6000 Orbi WiFi6」です。
圧倒的な回線速度の高さと広大な電波範囲、接続可能台数など他のメッシュWiFiを突き放しています。
ただ、NETGEARはその性能の高さ故に価格の高さがネックなので、今回紹介したおすすめのメッシュWiFi5選の中から選ぶと良いですね。
メッシュWiFiを選ぶのであれば、以下のポイントを抑えると良いです。
上記のポイントを抑えて、理想のメッシュWiFiを見つけてくださいね!
