光コラボから光コラボに乗り換える場合の手順は、以下の通りです。
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STEP1事業者変更承諾番号の取得を行う
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STEP2オプションサービスの引き継ぎを行う
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STEP3変更先の光コラボ事業者にオンラインで申し込む
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STEP4回線の切り替えが完了する
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STEP5【ソフトバンク光などの場合】ONUなどを返却する
そして、光コラボの乗り換えにおすすめの業者はそれぞれ使っているスマホの割引キャンペーンが効く業者を選ぶようにしてください。
また、光コラボ事業者を使うメリット・注意点は以下のようになっています。
光コラボ事業者を使うメリット | 光コラボ事業者を使うデメリット |
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この記事では、光コラボへ乗り換える方法や利用するメリット、デメリット・注意点などについて紹介します。
光コラボを使っていて、また光コラボ事業者に乗り換えを予定している方は、ぜひ参考にしてください。
光コラボとは
光コラボとは、NTTが提供している「フレッツ光回線」を様々な事業者が利用してプロバイダーと回線サービスを一体化して販売しているモデルを指します。
インターネット回線と自宅の通信機器を接続する事業者のこと。
プロバイダーと契約をしなければインターネットを利用することはできない。
簡単に言うと、プロバイダーがNTTからインターネット回線をレンタルして、それをプロバイダーサービスとセットで販売しているのです。
代表的な光コラボ事業者としては「ドコモ光」や「ソフトバンク光」「楽天ひかり」「ビッグローブ光」「GMOとくとくBB光」などが挙げられます。
光コラボに乗り換えるメリット
光コラボに乗り換えるメリットは以下の通りです。
メリットとして開通工事が不要、ひかり電話の電話番号が変わらないといったものが挙げられます。
次の内容で詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
開通工事が不要
光コラボに乗り換えるメリット1つ目は「開通工事が不要」です。
開通工事が不要なので、工事費がほぼかからないのです。
一方で光回線を新規契約する場合は、新しい回線を引き込まなければならないので数万円〜数千円程度の工事費を支払わなければなりません。
回線が途切れないので使えない期間がない
光コラボに乗り換えるメリット2つ目は「回線が途切れないので使えない期間がない」です。
光回線の乗り換え(事業者変更や転用)に関しては同一のNTT回線を利用するため、自動的に回線が切り替わり使えない期間が存在しません。
一方で、光回線を新規申し込みする場合は開通工事をしなければならないので、光回線を使えなくなる時期が発生してしまいます。
光回線の乗り換えで事業者変更をとることにより、インターネット回線が途切れることなく利用することができます。
ひかり電話の電話番号が変わらない
光コラボに乗り換えるメリット3つ目は「ひかり電話の電話番号が変わらない」です。
ひかり電話はフレッツ光(インターネット接続サービス)と
合わせてご利用いただける、
光ファイバーを使った電話サービスです。
引用:ひかり電話とは?
光コラボ同士の乗り換えであれば、以前使っていた電話番号をそのまま利用することが可能です。
そのため、わざわざひかり電話を解約して、再び光回線を契約した時にひかり電話を再契約しなおすという面倒なことをせずに済みます。
乗り換えキャンペーンを受けられる
光コラボに乗り換えるメリット3つ目は「乗り換えキャンペーンを受けられる」です。
光コラボ事業者の乗り換えキャンペーンの一例は以下の通りです。
- 違約金や工事費用のキャッシュバック
- ルータープレゼント
- 申し込み手数料の無料化
キャンペーンを実施している事業者を選ぶことにより、よりお得に光コラボに乗り換えが可能となります。
回線速度が上昇する可能性がある
光コラボに乗り換えるメリット4つ目は「回線速度が上昇する可能性がある」です。
その理由として、一部の光コラボ事業者ではIPv6と呼ばれる新しいインターネットの通信規格を利用している可能性があるためです。
IPv6(Internet Protocol version 6):IPv4(Internet Protocol version 4)の後継となるIPアドレスの規格。IPv4アドレスが約43億個であるのに対し、IPv6アドレスは約340澗(1澗=1兆×1兆×1兆)個のIPアドレスが利用可能
引用:IPv6の普及促進 – 電気通信政策の推進
IPv6方式の光コラボ事業者を利用すると、回線速度がアップする可能性があります。
実際に計測したのが以下の通りです。
月額料金がお得になる可能性がある
光コラボに乗り換えるメリット5つ目は「月額料金がお得になる可能性がある」です。
光コラボ事業者は、事業者ごとに月額料金が異なるためです。
例で、代表的な光コラボ事業者の月額料金についてまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
光コラボ事業者名 | マンション料金 | 戸建て料金 |
---|---|---|
ドコモ光 | 4,180円〜 | 5,500円〜 |
ソフトバンク光 | 4,180円〜 | 5,720円〜> |
ビッグローブ光 | 4,378円〜 | 4,980円〜 |
楽天ひかり | 4,180円(1年の最初の半年間は0円) | 5,280円〜(1年の最初の半年間は0円) |
表からもわかる通りで、光回線の事業者ごとに月額料金が異なることがわかります。
そのため、業者を変更するだけで月額料金を一気に安くすることが可能なのです。
光コラボに乗り換えるデメリット・注意点
光コラボに乗り換えるデメリットや注意点は以下の5つです。
違約金や手数料・工事費を一括で支払わなければならないケースがあるのが主なデメリットとなります。
次の内容で詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
契約時に手数料・解約時に違約金を支払わなければならないケースがある
光コラボに乗り換えるデメリット・注意点1つ目は「契約時に手数料・解約時に違約金を支払わなければならないケースがある」です。
光コラボ事業者は、契約した時に「契約事務手数料」を取る場合が多いので注意してください。
大抵の事業者では税込で3,300円という価格設定になっていますので、初月の支払いは手数料が取られることに留意をしてください。
また、光回線の指定された解約月以外で解約を行った場合、違約金を請求する業者がいます。
ただ、最近は菅総理の通信業界に対する改革により、違約金や手数料などを引き下げにかかっている事業者もいますので、そういった業者で光回線の契約を結ぶのがおすすめです。
解約時に工事費の残債がある時は一括で支払う
光コラボに乗り換えるデメリット・注意点2つ目は「解約時に工事費の残債がある時は一括で支払う」です。
もし開通工事した時の工事費が解約時に残っている場合は、違約金と合わせて工事費の残債を一括で支払う必要があります。
光回線の工事費は、合計金額を契約期間で分割払いするのが一般的であり、解約すると一括請求がきます。
考え方としては、以下が例です。
契約期間2年 工事費が2万円 残り12ヶ月で解約した場合
1ヶ月あたりの工事費料金:20,000(円)/12(ヶ月)=833(円/月)
残債:833(円/月)×12(ヶ月)=10,000円
つまり、1万円の請求が一括で月額料金とは別に来るということになります。
価格が必ず下がるとは限らない
光コラボに乗り換えるデメリット・注意点3つ目は「価格が必ず下がるとは限らない」です。
理由として、変更した先の光コラボ事業者の月額料金の方が高い可能性があるからです。
例えば、楽天ひかりを使っていてドコモ光に乗り換えた場合は、以下のように料金が跳ね上がります。
住宅の種類 | 楽天ひかり | ドコモひかり |
---|---|---|
戸建て | 5,280円〜(1年の最初の半年間は0円) | 5,500円〜 |
マンション・アパート | 4,180円(1年の最初の半年間は0円) | 4,180円〜 |
マンション・アパートに関してオプションなしだと同額ですが、一戸建ての場合はドコモ光の方が値段が300円ほど高めの設定となっています。
そのため、光コラボ事業者を変えたからといって、必ず価格が下がることはないと覚えておいてください。
IPv6接続などのオプションサービスが引き継げない可能性がある
光コラボに乗り換えるデメリット・注意点4つ目は「IPv6接続などのオプションサービスが引き継げない可能性がある」です。
光コラボ事業者ごとにオプションサービスが異なるため、今まで利用していたものが使えなくなる可能性はゼロではありません。
例えば、楽天ひかりでは新規の通信規格であるIPv6をオプションサービスで無料で利用できるものの、ソフトバンク光では無料では使えなくなるなどです。
光コラボの事業者を切り替えるということは、オプションサービスをそのまま利用できなくなる可能性があります。
メールアドレスが使えなくなる場合も
光コラボに乗り換えるデメリット・注意点5つ目は「メールアドレスが使えなくなる場合がある」です。
光コラボ事業者が変われば、メールアドレスも変更されることになります。
そのため、今まで利用していたメールアドレスが使えなくなる可能性があります。
解決方法としては、GoogleのGmailやMicrosoftのOutlookなどを利用するのがおすすめです。
光コラボから光コラボに乗り換える時の手順
この章では、光コラボから光コラボ事業者に乗り換える時の手順を5つ紹介します。
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STEP1事業者変更承諾番号の取得を行う
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STEP2オプションサービスの引き継ぎを行う
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STEP3変更先の光コラボ事業者にオンラインで申し込む
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STEP4回線の切り替えが完了する
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STEP5【ソフトバンク光などの場合】ONUなどを返却する
それぞれの動きについて詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
STEP1.事業者変更承諾番号の取得を行う
光コラボから光コラボ事業者に乗り換える時の手順1つ目は「事業者変更承諾番号の取得を行う」です。
上記の通り、11桁の英数字で表された番号のこと。
契約中の光回線事業者に対して問い合わせをすることで番号を発行してもらえる。
なお、事業者変更承諾番号は発行日から15日間限定で有効なので、すぐに連絡してください。
STEP2.オプションサービスの引き継ぎを行う
光コラボから光コラボ事業者に乗り換える時の手順2つ目は「オプションサービスの引き継ぎをする」です。
理由として、光コラボの乗り換えは回線の切り替えはあれど、リモートサポートやひかり電話の引き継ぎは自動ではされないためです。
STEP3.変更先の光コラボ事業者にオンラインで申し込む
光コラボから光コラボ事業者に乗り換える時の手順3つ目は「変更先の光コラボ事業者にオンラインで申し込む」です。
なぜオンラインで申し込むべきなのかというと、余計なオプションに加入させられないためです。
街中のお店に行くと、光回線の契約はできますが基本的に余計なオプションに加入させられて、高い料金を払わさざる得ない可能性が出てきます。
そのため、自宅でオンライン申込をする方が余な費用をかけずに済むのです。
STEP4.切り替え完了
申込が完了して、用紙が届きますので書かれている契約日をチェックしてください。
契約日に、自動で回線の切り替えが完了しますので申込者は何もせずにインターネットを使い続けることができます。
ただ、回線が切り替わったあとはご自分で設定をする必要があるので、契約内容を参考に設定作業を進めてください。
STEP5.【ソフトバンク光などの場合】ONUなどを返却する
申込が完了したら、レンタルしている機器がある場合は返却をしなければなりません。
なお、機器を期日までに返却しなかった場合は、違約金をとる業者もいるので必ず返してください。
例として、ソフトバンク光などは光BBユニットがレンタル品の対象のため、返却する必要があります。
光コラボの乗り換え先事業者を選ぶポイント
光コラボの乗り換え先事業者を選択するポイントは以下の通りです。
回線速度が最新規格のものがあるのかやキャンペーンの種類、キャッシュバックの高さなどが選定基準となっています。
次の内容で解説しますので、選び方がわからない人はぜひ参考にしてください。
IPv6が無料対応している業者を選ぶ
光コラボの乗り換え先事業者を選ぶポイント1つ目は「IPv6が無料対応している業者を選ぶ」です。
IPv6(Internet Protocol version 6):IPv4(Internet Protocol version 4)の後継となるIPアドレスの規格。IPv4アドレスが約43億個であるのに対し、IPv6アドレスは約340澗(1澗=1兆×1兆×1兆)個のIPアドレスが利用可能
引用:IPv6の普及促進 – 電気通信政策の推進
光コラボ事業者を乗り換えるのであれば、高速回線のIPv6を選ぶのがおすすめです。
混雑している接続経路を使わずに、安定した高速通信を実現が可能となります。
スマホとのセット割キャンペーンがあるかで選ぶ
光コラボの乗り換え先事業者を選ぶポイント2つ目は「スマホとのセット割キャンペーンがあるかで選ぶ」です。
光コラボ事業者では、スマホとセットで申込をするとスマホの料金が1,000円以上割引されるキャンペーンがあります。
例として、光コラボ事業者とセットでスマホ割になるのは以下の通りです。
光コラボ事業者 | 割引料金 | 対象スマホキャリア |
---|---|---|
ドコモ光 | 1,100円 | ドコモ |
ソフトバンク光 | 1,100円 | ソフトバンク、ワイモバイルなど |
ビッグローブ光 | 1,100円 | au、ビッグローブなど |
表の通り、それぞれの光回線で最大1,100円の割引が可能となっています。
キャッシュバックがどれくらいあるかで選ぶ
光コラボの乗り換え先事業者を選ぶポイント3つ目は「キャッシュバックがどれくらいあるかで選ぶ」です。
理由として、違約金や工事費を相殺してくれるキャンペーンを実施している光コラボ事業者がいるからです。
例として、代表的な光回線のキャッシュバックキャンペーンは以下の通りです。
光コラボ事業者名 | キャッシュバック料金 |
---|---|
GMOとくとくBB×ドコモ光 | 最大65,000円 |
ソフトバンク光 | 最大24,000円+違約金を全額キャッシュバック |
ビッグローブ光 | 最大96,304円 |
なお、キャッシュバックを実際に受けられるのは契約してから半年〜1年が相場となっていますので、解約と同時に支払われない点は注意してください。
光コラボの乗り換えでよくある質問
最後は、光コラボの乗り換えでよくある質問を解説します。
フレッツ光から光コラボに乗り換える手順や光コラボへの乗り換えに最適なタイミングなどを紹介しています。
次の内容で解説しますので、ぜひ参考にしてください。
Q.光コラボに乗り換える場合はONUを返却しなければならない?
光コラボに乗り換える場合、ONUを返却すべきケースとそうでないケースに分かれます。
例として、光コラボからNURO光などの回線に乗り換える場合は、ONUを返却しなければなりません。
一方で、光コラボから光コラボであればONUは同じなので変更する必要はないです。
Q.フレッツ光から光コラボに乗り換えるにはどういう手順で進めれば良い?
フレッツ光から光コラボに乗り換える場合は、以下の手順で手続きを進めてください。
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STEP1転用承諾番号を取得するNTT東日本や西日本の窓口から転用承諾番号を発行してください。転用承諾番号とは
転用に必要な11桁の番号。事業者変更承諾番号と似ているが、一桁目のアルファベットが「E」か「F」で異なる。なお、手続きの期限は承諾番号の発行から15日間となっています。
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STEP2光コラボの申込WEBから選んだ光コラボ事業者の申込をしてください。
WEBの申込フォームにしたがって、個人情報や転用承諾番号を入力してください。
編集長・小室基本は、転用承諾番号を獲得した日に申込するのがおすすめです。 -
STEP3プロバイダの解約を行うフレッツ光はプロバイダが別契約となっているため、プロバイダの変更になる場合は解約してください。
なお、契約を解除する時は、オプションも含めて解約されているかチェックしてください。
編集長・小室契約継続されていたケースもあるので、契約書の内容は必ず確認してください。 -
STEP4設定を行い光コラボに設定が完了光コラボに乗り換えが完了したら、プロバイダの接続設定をしてください。
新しい光コラボ事業者からきた資料を元に、接続設定を行ってください。
Q.光コラボの乗り換えに最適なタイミングはいつ?
光コラボの乗り換えに最適なタイミングは、契約の更新時期がおすすめです。
理由として、契約の更新時期であれば違約金もなく、工事費の残債もないからです。
なお、引越しと同時に乗り換えするのもおすすめとなります。
Q.光コラボの乗り換え先でおすすめなのはどこ?
おすすめの光コラボの乗り換え先は、自分がこれから利用する予定のスマホのキャリアに対応した業者を選ぶのがおすすめです。
例えば、ドコモをスマホで利用する予定であればドコモ光、ソフトバンクならソフトバンク光などと合わせると、スマホ割で最大1,100円の割引を利用できる可能性があります。
そのため、光コラボで乗り換えるなら、スマホ割が適用される業者を選ぶのがおすすめです。
Q.光コラボの乗り換えでキャッシュバックされる事業者を知りたい
光コラボの乗り換えキャンペーンでキャッシュバックがある事業者は以下の通りです。
事業者名 | キャッシュバック |
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GMOとくとくBB光 | 3万円 |
ドコモ光 | 3万8000円 |
ソフトバンク光 | 4万円 |
キャッシュバックがあれば、違約金や工事費の残債を取り戻すことが可能です。
そのため、乗り換えの際はキャッシュバックがあるかどうか確認するのがおすすめです。
光コラボの乗り換えまとめ
光コラボへの乗り換え方法は、以下の5つの手順で行います。
- STEP1.事業者変更承諾番号の取得を行う
- STEP2.オプションサービスの引き継ぎを行う
- STEP3.変更先の光コラボ事業者にオンラインで申し込む
- STEP4.回線の切り替えが完了する
- STEP5.【ソフトバンク光などの場合】ONUなどを返却する
事業者変更承諾番号は、有効期間が発行してから15日間となっていますので、当日に光コラボ事業者に申込することをおすすめします。
また、光コラボ事業者に乗り換えるのであれば、同時にキャッシュバックキャンペーンを実施しているか・最新の通信規格のIPv6に対応しているのかなどを含めてチェックしてください。
この記事を読んで、光コラボの乗り換えをしてみてくださいね。