この記事では、上記のような疑問に回答します。
新幹線Wifiは、フリーWifiサービスなので誰でも利用可能です。
その代わり、セキュリティの脆弱性、回線速度が遅い、繋がらないといったトラブルが懸念されます。
今回は、新幹線Wifiの繋がらない理由や対処法、全国の新幹線のWiFiの利用方法について紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
フリーWiFiサービスを提供している新幹線一覧
フリーWiFiサービスは、全国の新幹線で利用できます。
フリーWiFiの登録方法についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
東海道山陽・九州新幹線
東海道山陽・九州新幹線は上の青いステッカーがある車両で、WiFiサービスを利用できます。
無料で使えますが、1回30分で接続が切れます。
なお、地震などの災害時に関しては、手続きせずに無料でサービスを使えます。
フリーWiFi登録方法は以下の通りです。
東海道山陽・九州新幹線のフリーWiFi登録方法
東海道山陽・九州新幹線のフリーWiFi登録方法は以下の通りです。
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STEP1「設定」アプリをタップする
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「WiFi」をタップする
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STEP3接続可能なネットワークの「Shinkansen_Free_Wi-Fi」を選択する
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STEP4接続許可の画面の「承認する」をクリックして接続完了
東北・秋田・山形新幹線
画像引用:JR-EAST FREE Wi-Fi
東北・秋田・山形新幹線のフリーwifiは、上記のステッカーが貼られている車両で利用できます。
利用時間は1回あたり3時間です。
3時間あれば、東京を出発してから大宮や仙台、盛岡でも余裕で利用し続けられますね。
また、大規模災害時は承認なしで利用できるようになっています。
東北・秋田・山形新幹線のフリーWiFi登録方法
東北・秋田・山形新幹線のフリーWiFi登録方法は以下の通りです。
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STEP1「設定」アプリをタップする
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「WiFi」をタップする
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STEP3接続可能なネットワークの「JR-EAST FREE Wi-Fi」を選択する
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STEP4接続許可の画面の「承認する」をクリックして接続完了
上越新幹線
画像引用:JR-EAST FREE Wi-Fi
上越新幹線もJR東日本管内の新幹線となっているので、3時間の利用が可能です。
3時間あれば、東京から終点の新潟までフリーWiFiを繋げっぱなしで使えます。
こちらも、地震などの大規模災害の時は承諾なしで使えます。
上越新幹線のフリーWiFi登録方法
上越新幹線のフリーWiFi登録方法は以下の通りです。
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STEP1「設定」アプリをタップする
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「WiFi」をタップする
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STEP3接続可能なネットワークの「JR-EAST FREE Wi-Fi」を選択する
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STEP4接続許可の画面の「承認する」をクリックして接続完了
北陸新幹線
北陸新幹線は、特殊で乗る車両によって繋げられるWiFiの種類が異なります。
右の「JR-WEST FREE Wi-Fi」はW7系、左の「JR-WEST FREE Wi-Fi」はE7系で接続します。
W7系とE7系には外見の違いはほぼありません。
また、「JR-WEST FREE Wi-Fi」だからといって首都圏で使えないということはありませんので、安心してください。
北陸新幹線のフリーWiFi登録方法
北陸新幹線のフリーWiFi登録方法は以下の通りです。
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STEP1「設定」アプリをタップする
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「WiFi」をタップする
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STEP3接続可能なネットワークの「JR-EAST FREE Wi-Fi」もしくは「JR-WEST FREE Wi-Fi」を選択する
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STEP4接続許可の画面の「承認する」をクリックして接続完了
北海道新幹線
画像引用:JR-EAST FREE Wi-Fi
北海道新幹線では「JR-EAST FREE Wi-Fi」が利用できます。
北海道新幹線で気になるところといえば、青函トンネルだと思いますが問題なく使えます。
青函トンネルは、トンネル内でも電波が繋がるように基地局があるので、wifi利用が可能なのです。
そのため、東京から北海道まで利用できますよ。
北海道新幹線のフリーWiFi登録方法
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STEP1「設定」アプリをタップする
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「WiFi」をタップする
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STEP3接続可能なネットワークの「JR-EAST FREE Wi-Fi」を選択する
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STEP4接続許可の画面の「承認する」をクリックして接続完了
西九州新幹線
画像引用:Welcome to Shinkansen Free Wi-Fi
西九州新幹線は現状最も新しい新幹線であり、JR九州のフリーWiFiを利用できます。
利用時間は1回60分であり、西九州新幹線の武雄温泉から長崎までの区間であれば、再ログインせずに使うことが可能です。
西九州新幹線のフリーWiFi登録方法
西九州新幹線のフリーWiFi登録方法は以下の通りです。
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STEP1「設定」アプリをタップする
-
「WiFi」をタップする
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STEP3接続可能なネットワークの「JR-KYUSYU FREE Wi-Fi」を選択する
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STEP4接続許可の画面の「承認する」をクリックして接続完了
【実計測】編集長が東海道新幹線で実際にWi-Fiを利用してみた!
この章では、編集長である小室が実際に東海道新幹線のWifiを利用して通信回線のスピードなどの実測を行いました。
利用した区間は、浜松駅〜豊橋駅の間となっています。
通信速度の結果や実際に利用してみての感想について紹介していますので、ぜひ新幹線wifiを利用する際の参考にしてください。
- 日付:2024年7月12日(金)
- 場所:東海道新幹線浜松駅〜豊橋駅間
速度結果
新幹線WiFiの速度の計測結果は以下の通りです。
回数 | ダウンロード速度 | アップロード速度 |
---|---|---|
1回目 | 5.8Mbps | 5.2Mbps |
2回目 | 2.6Mbps | 4.9Mbps |
3回目 | 2.0Mbps | 5.8Mbps |
平日の空いている朝だったため、比較的スピードは出ている方でした。
YouTubeは、ギリギリ標準画質で見られたという形になっています。
娯楽をする分には楽しめますが、仕事としては使えないというのが実情です。
実際に利用してみての感想
新幹線Wifiを利用してみて、平日の朝であればLINEぐらいは使えるだろうというのが私の感想です。
実際、新幹線に乗車した時に新幹線WiFiを繋いでLINEしましたが、メッセージを送るのは問題ありませんでした。
ただし、新幹線WiFiでYouTubeなどを楽しみたいと考えている方には向いていません。
新幹線Wifiが繋がらない理由と対処法
新幹線wifiに繋がらない理由とその対処法は、以下の5つです。
5パターンに分けて紹介していますので、繋がらずに困っている方は心当たりがないか確認してください。
利用制限時間を超えた|再ログインする
新幹線WiFiが繋がらない理由1つ目は「利用制限時間を超えた」からです。
新幹線のWiFiは、1回の利用制限時間が以下の通り決められています。
Wi-Fi名 | 1回あたりの利用時間上限 |
---|---|
JR-Central_FREE | 60分 |
Shinkansen Free Wi-Fi | 30分 |
JR-EAST FREE Wi-Fi | 3時間 |
それぞれのWiFiは時間を超えると、自動的に接続が切られる仕組みになっています。
対処法としては、認証ページにログインしてください。
接続回数は基本的に無制限なので、ログインさえすれば接続できます。
同時接続している利用者が多い|時間を置いて再接続する
新幹線WiFiが繋がらない理由2つ目は「同時接続している利用者が多い」です。
新幹線のWiFiは無限に容量があるわけではないので、同時接続する利用者が多ければ多いほど、スピードが落ちてしまいます。
新幹線の満席時はほぼ繋がらない場合があります。
対処法としては、例として30分置いてから再接続するなどの対策をしてください。
そもそもWiFi対応車両ではない|車両移動をして接続する
新幹線WiFiが繋がらない理由3つ目は「そもそもWiFi対応車両ではない」です。
新幹線は、WiFi対応車両が限定されている場合があるからです。
例として、東海道・山陽新幹線には現在「N700S・N700A・N700」の3種類が走っていますが、N700系に関してはWiFiサービスを展開していません。
そのため、N700に乗った場合はWiFiサービスを利用できません。
対処法としては、新幹線のドア付近にあるWiFiステッカーをチェックしてください。
ステッカーはそれぞれ以下の通りになっています。
もしWiFiが利用できない車両であれば、別車両に移動するなどの対策をしてください。
電波状況が良くない|山間部では利用しない
新幹線WiFiが繋がらない理由4つ目は「電波状況が良くない」です。
新幹線のwifiは、携帯回線と同様の電波を利用しており、トンネルや山間部では繋がらない可能性が高いです。
認証ページに行かない|リロードして繋がるか試す
新幹線WiFiが繋がらない理由5つ目は「認証ページに行かない」です。
新幹線WiFiは、接続する際に認証ページを必ず経ます。
もし、認証ページに行かない場合は「Google Chrome」や「Safari」などをリロードして開くかどうか試してくださいね。
新幹線Wifiを利用する上での注意点
新幹線Wifiを利用する上での注意点は以下の3つです。
セキュリティなどで個人情報などを抜き取られたくないのであれば、必ずチェックしてください。
フリーWiFiなので安全性が低い
新幹線WifiはフリーWifiなので、安全性は低めと言わざる得ません。
フリーWiFiは不正アクセスの温床となっており、以下のようなトラブルの原因となります。
- クレジットカードの不正利用
- 銀行口座の不正利用
- 企業サイトの改ざんや個人情報の漏洩
不正アクセスを防ぐためにも、フリーWiFiで銀行口座やクレジットカードの情報を開示しないようにしてください。
接続時間に制限がある
新幹線のフリーwifiは接続時間に制限があります。
例として、東海道新幹線のフリーWifiは30分で時間制限がかかります。
そのため、途中でいきなりWiFiの接続が切れてしまう点は注意してください。
同時接続人数が多いと繋がらない
新幹線のフリーwifi同時接続人数が多いと繋がりません。
同時接続数が10、20、30人…と増えるとその分通信容量も増えますので、スピードはほぼ出なくなります。
東海道新幹線の1車両の人数は100人程度とされています。
その100人が一斉にWiFiに繋いだとしたら、もうそれだけで接続できません。
新幹線wifi まとめ|個人的にはおすすめできないが、どうしても利用したいのなら「S Wi-Fi for Biz」というサービスを使うべき!
新幹線Wifiは、個人的には全くおすすめができません。
理由は、速度が遅い上に接続人数も多いので、セキュリティが脆弱だからです。
プライベートの動画視聴などで使う分には良いのですが、ビジネス目的で使うのであれば絶対に接続してはいけません。
もしどうしてもというのであれば、東海道新幹線の場合Wi-Fiサービスの「S Wi-Fi for Biz」というサービスを使ってください。
「S Wi-Fi for Biz」の特徴は以下の通りです。
- 従来の「Shinkansen Free Wi-Fi」の約2倍の通信速度が出る
- セキュリティが暗号化されている
- 接続時間の制限なしで利用できる
この記事を参考にして、新幹線WiFiを利用すべきかどうかぜひ参考にしてくださいね!